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洗って使えるカイロなど 仕事や生活が便利になる発明品を開発 企業や個人が表彰

仕事や生活が便利になる優れた発明品をつくった県内の企業や個人が、27日宇都宮市で表彰されました。

「栃木県発明展覧会」は、科学技術や発明への意欲を高めることなどを目的に県などが主催しています。75回目の今回は、県内の企業や個人から24点の応募があり、このうち8点が国や県などの賞を受賞しました。27日に県庁昭和館で行われた表彰式では、受賞者が表彰状を受け取りました。

このうち、工場や住宅などの遮熱工事を手がける日本遮熱(足利市)が出品した「洗って使え、体にも自然にも優しいカイロ」は、最高賞の「文部科学大臣賞」を受賞しました。自分の体温を反射する遮熱材を使い、体温に近い温度を感じられるもので、低温やけどの心配がなく繰り返し使えるのが特徴です。日本遮熱が文部科学大臣賞を受賞するのは4年ぶり2回目です。

野口修平社長は「建物の断熱工事などが本業で、同じ考え方でこの商品を開発した。(受賞は)非常に光栄。反射材などの部門をうちは26年やっている。さらに力を入れて伸ばしていきたい」と意欲をみせました。

また、佐野市のエフアンドエフは2つの健康チェックシステムで、それぞれ特許庁長官奨励賞と、栃木県発明協会会長賞を受賞しました。

展覧会の実行委員長で県産業技術センターの星野弘光所長は「栃木県が発展を続けるためには、企業や皆様に新商品の開発を進めていただく必要がある。引き続き知的財産の創造・保護、活用に向けた施策に取り組んでいく」と述べました。
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