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健康保険証からマイナ保険証へ 切り替えが本格化 栃木県内医療機関は混乱なし

これまでの健康保険証が1日で期限切れを迎えました。2日からはマイナンバーカードに保険証の機能を持たせた「マイナ保険証」に移行され、宇都宮市の医療機関では目立った混乱はありませんでした。

2日午前8時半ごろの、宇都宮市の独立行政法人国立病院機構栃木医療センターの受付の様子です。

2日から原則として、これまでの健康保険証に代わり、健康保険証とマイナンバーカードを一体化した「マイナ保険証」か、医療保険者が交付する「資格確認書」が、保険診療を受けるときには必要になります。ただ、暫定措置として2026年3月末まで、今までの健康保険証も利用できることになっています。

19の診療科があり、一日平均でおよそ500人の外来患者が訪れる栃木医療センターでは、これまでに、およそ4割がマイナ保険証を使用しているということです。この病院では、マイナ保険証を使用していない人は、会計で清算するときに資格確認書か健康保険証の提示が必要ですが、特に目立った混乱はありませんでした。

課題はマイナ保険証の普及が、まだまだ進んでいない実情です。医療機関や薬局での全国利用率は、10月末時点で37.14%で、栃木県は41.13%です。

マイナ保険証を利用するには登録の申し込みが必要で、マイナンバーカードを持っていれば、医療機関や薬局の顔認証付きカードリーダーで簡単にできるほか、スマホの専用サイトなどでも可能です。宇都宮市の国民健康保険加入者のマイナ保険証の登録率は、国の集計で66.47%で、市の担当者はマイナ保険証の登録と利用を呼びかけています。