小山市の乳児殺害・遺棄事件 女に懲役15年求刑
小山市で出産したばかリの乳児2人を殺害し遺棄したとして、殺人などの罪に問われた女の裁判員裁判が11日に開かれ、検察側は懲役15年を求刑しました。
一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求め結審しました。
殺人と死体遺棄の罪に問われているのは、住所不定の無職、伊藤七美子被告(38)です。
起訴状によりますと伊藤被告は2022年6月、当時住んでいた小山市の自宅で出産した女の子の首を絞めて殺害し近くの民家の敷地に遺体を遺棄したとしています。
また、2023年7月には出産した男の子の頭を地面に複数回打ち付けて殺害し、近くの民家の敷地に遺体を遺棄したとしています。
宇都宮地方裁判所で開かれた裁判員裁判で、検察側は、伊藤被告が2人の子どもを無計画に妊娠し、交際相手に知られたくないなどの理由で殺害したと指摘しました。
そのうえで、人命軽視の態度が顕著であり身勝手極まりないとして、懲役15年を求刑しました。
一方の弁護側は、伊藤被告には軽度の知的障害などがあり、いずれも当時は出産直後の疲労などから心神耗弱の状態だったと主張しました。
そのうえで、結果の回避が不可能であったとして、執行猶予付きの判決を求めました。
伊藤被告は最終意見陳述で「これからは人に頼れるようになりたいと思います。自分が作ってしまった罪を一生かけて償い続けることを約束します」と述べました。
判決は、1月15日に言い渡されます。
一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求め結審しました。
殺人と死体遺棄の罪に問われているのは、住所不定の無職、伊藤七美子被告(38)です。
起訴状によりますと伊藤被告は2022年6月、当時住んでいた小山市の自宅で出産した女の子の首を絞めて殺害し近くの民家の敷地に遺体を遺棄したとしています。
また、2023年7月には出産した男の子の頭を地面に複数回打ち付けて殺害し、近くの民家の敷地に遺体を遺棄したとしています。
宇都宮地方裁判所で開かれた裁判員裁判で、検察側は、伊藤被告が2人の子どもを無計画に妊娠し、交際相手に知られたくないなどの理由で殺害したと指摘しました。
そのうえで、人命軽視の態度が顕著であり身勝手極まりないとして、懲役15年を求刑しました。
一方の弁護側は、伊藤被告には軽度の知的障害などがあり、いずれも当時は出産直後の疲労などから心神耗弱の状態だったと主張しました。
そのうえで、結果の回避が不可能であったとして、執行猶予付きの判決を求めました。
伊藤被告は最終意見陳述で「これからは人に頼れるようになりたいと思います。自分が作ってしまった罪を一生かけて償い続けることを約束します」と述べました。
判決は、1月15日に言い渡されます。
