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一年のけがれを払う 日光二荒山神社の神橋ですす払い

世界遺産・日光二社一寺の玄関口に当たる「神橋」で12日、一年の汚れを落とす年末の風物詩、すす払いが行われました。

12日の日光市は厳しい冷え込みとなり、すす払いが始まった午前10時の気温は3.3度で、前の日の同じ時刻より4度以上低くなりました。

やや強い風が吹き時折、雪がちらつく中。狩衣姿の神職と緋袴をまとった八乙女たち5人がおはらいをした後、4メートルほどの笹ぼうきで神橋の欄干や擬宝珠などにたまったほこりを慎重に払い落しました。

日光市内を流れる大谷川にかかる日光二荒山神社の神橋は、長さが28メートルあり世界遺産に登録されています。すす払いはその年のけがれを払う年末恒例の行事で、日光の二社一寺では、毎年神橋を皮切りに始まり、今後は日光東照宮や日光山輪王寺で行われ、新年を迎える準備が進められます。

神職と八乙女たちは、来年も良い年になるよう願いを込めてすすを払っていました。
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