原爆の悲惨さ子どもたちに伝える 宇都宮の戸祭小学校で被爆体験伝承者が講話
被爆者から聞いた体験や思いを語り継ぐ被爆体験伝承者が17日、宇都宮市の小学校を訪れ、原爆の悲劇と平和の尊さを子どもたちに伝えました。
宇都宮市の戸祭小学校で被爆体験についての伝承講話を行ったのは、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館が派遣した、被爆体験伝承者の沖本春樹さん36歳です。平和祈念館は、被爆者の体験を語り継ぐ被爆体験伝承者を育成し、全国各地に派遣しています。宇都宮市ではこの派遣制度を利用し、市内の小中学校で講話を行っていて、この日は6年生97人が話を聴きました。
沖本さんは広島市出身で、仕事の関係で3年前まで宇都宮市内で暮らしていたこともあり、2年前から被爆体験伝承者として活動しています。
17日は国民学校1年生、6歳の時に被爆した、梶矢文昭さん(86)の体験をもとに、原爆が落とされたその日の様子を生々しく語りました。
亡くなった人や大けがをした人が川にあふれていた様子や、逃げ延びた梶矢さんが2つ年上の姉・文子さんの遺体と再会した場面など、児童たちは真剣な表情で聴き入り、熱心にメモを取っていました。
最後に沖本さんは「原爆の悲劇が二度とあってはならないと知ってもらいたい」と締めくくりました。
宇都宮市の戸祭小学校で被爆体験についての伝承講話を行ったのは、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館が派遣した、被爆体験伝承者の沖本春樹さん36歳です。平和祈念館は、被爆者の体験を語り継ぐ被爆体験伝承者を育成し、全国各地に派遣しています。宇都宮市ではこの派遣制度を利用し、市内の小中学校で講話を行っていて、この日は6年生97人が話を聴きました。
沖本さんは広島市出身で、仕事の関係で3年前まで宇都宮市内で暮らしていたこともあり、2年前から被爆体験伝承者として活動しています。
17日は国民学校1年生、6歳の時に被爆した、梶矢文昭さん(86)の体験をもとに、原爆が落とされたその日の様子を生々しく語りました。
亡くなった人や大けがをした人が川にあふれていた様子や、逃げ延びた梶矢さんが2つ年上の姉・文子さんの遺体と再会した場面など、児童たちは真剣な表情で聴き入り、熱心にメモを取っていました。
最後に沖本さんは「原爆の悲劇が二度とあってはならないと知ってもらいたい」と締めくくりました。
