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コメ「ゆうだい21」で作った日本酒を販売 鹿沼南高校の作物分会3年生が市内スーパーで

授業の一環で宇都宮大学が開発したコメの栽培研究に取り組み、日本酒作りに挑戦した鹿沼市の高校生たちが22日、市内のスーパーマーケットで出来上がった日本酒の販売を行いました。

鹿沼市のヤオハン東町店で、自分たちが作った日本酒を販売したのは、鹿沼南高校の食料生産科の作物分会の3年生12人です。

鹿沼南高校では3年前から、宇都宮大学が開発したコメ「ゆうだい21」の栽培、研究を行っていて、今年は3300キロを収穫し、そのうち240キロを市内の小林醸造と連携して、オリジナルの純米吟醸酒を作りました。

出来上がった日本酒は、生徒たちが「ゆうだい21」の名前にちなみ、雄大に羽ばたいてほしいとの願いを込めて「鹿南弐拾壱」と名前を決め、校章にもなっているこぶしの花などをデザインしたラベルも自分たちで考えました。鹿沼南高校は、去年は栽培した酒米「山田錦」で日本酒を作っていますが、「ゆうだい21」での酒作りは初めてです。

小林醸造の小林一三社長は、「ゆうだい21は冷めてもおいしいコメだけに酒作りで難しい面もあるが、味の濃いフルーティーなおいしい酒ができた」と評価しています。

菱田稔店長から「喜びや楽しみを感じながら、元気に接客してください」と朝礼があった後、用意した720ミリリットルの「鹿南弐拾壱」250本の販売に取り組みました。開店と同時にチラシなどで事前に販売を知った客が、1、2本と購入していきました。また、およそ100本近い予約も入っているということです。