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年末年始の患者急増に備え対応策を準備 

栃木県内全域でインフルエンザの患者が警報レベルとなっていますが、宇都宮市の夜間休日救急診療所は患者が急増しやすい年末年始に新たな対応策を準備しています。

インフルエンザと新型コロナウイルスが同時流行した昨年度の年末年始。県内では、患者の搬送先がすぐに見つからないケースが相次ぎました。
     
県によりますと救急搬送困難事案は今年1月6日から12日までの1週間で過去最多の316件に上りました。

一方、宇都宮市竹林町の夜間休日救急診療所では同じ時期に患者が400人を超える日が続き、診療に数時間かかったり周辺の道路に長い渋滞が発生したりして大きな影響が出ました。

診療所の副所長を務める独立行政法人国立病院機構栃木医療センターの石原雅行院長は、年末年始でかかりつけの医療機関が休みで患者が想定を上回って集中したためと説明します。

こうした事態に備えて宇都宮市と市の医師会、夜間休日診療所などが年末年始の対策を検討してきました。

今年は12月28日から1月4日までの8日間、まず、道路の渋滞を避けるため、県河内庁舎の外来駐車場に受診する人の車を誘導することにしました。

車に乗ったまま検査などを行い診療所での診察時間の短縮につなげます。

さらに外来の受付に当たる看護師や事務員、それに警備員などを増員。WEB問診も導入し事前に入力しての受診を呼び掛けるほか電子マネーなどの決済にも対応します。
 
年末年始はインフルエンザなどの患者が急増しやすいことから体調が悪くなった場合、早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。
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