×
Menu
とちテレHOME

栃木の今が分かる!!NEWS 栃木の今が分かる!!NEWS

県内ニュース

県内での障がい者への虐待件数42件 過去最多を更新

県内で、障がい者が家族や事業所の職員などから受けた虐待の件数が、2024年度に過去最多となったことが分かりました。県の担当者は「通報への意識を高め虐待撲滅へ取り組みたい」としています。

県障害福祉課によりますと、2024年度に、障がい者が家族や福祉施設の職員、それに勤務先などから虐待を受けたと判断された件数の合計は、前の年度から9件増えて42件でした。調査が始まった2012年度以降、過去最多だった2019年度の39件を3件上回り、最多を更新しました。

虐待の内容は、多かった順番に、「身体的」が22件、「心理的」が14件、それに「経済的」が7件となっています。相談や通報があった件数は、過去最多だった前の年度の109件から8件増えて117件となり、こちらも過去最多を更新しました。

いずれも過去最多となった要因について県の担当者は、通報への意識が高まったことや、事業所の数が増えたことで、経験不足の職員によるトラブルが増えたのではないかと分析していて「引き続き定期的に研修などを行うとともに、虐待が起こらないよう人材育成に務めていく」と話しています。