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「たまらなく胸が苦しい」 那須雪崩事故から9年 大田原高校で追悼式

那須町で登山講習中だった大田原高校の生徒と教諭の合わせて8人が雪崩に巻き込まれ、亡くなった事故からまもなく9年となるのを前に21日、高校で追悼式が行われました。

この事故は2017年3月27日に、那須町で部活動での登山講習中だった大田原高校山岳部の生徒7人と教諭1人が雪崩に巻き込まれて亡くなったものです。

追悼式には、遺族や県教育委員会、県高校体育連盟の職員らおよそ50人が参列し、亡くなった8人を悼み黙とうを捧げました。

生徒を引率して亡くなった教諭・毛塚優甫さんの父、辰幸さんが遺族を代表して追悼の言葉を述べ、突然失った息子への思いを語りました。

毛塚 優甫さんの父・辰幸さん
「大田原高校で国語科教師の道をまだまだ続けさせたかった。雪山で雪に埋もれて誰にも看取られず一人でいたことを考えると、親はたまらなく胸が苦しくなる」

また中村千浩教育長は教育現場での安全強化への取り組みを誓いました。

中村 千浩 教育長
「事故を引き起こした組織の責任として教訓を後世に伝え続け、決して事故が風化することのないよう取り組む」

この事故を巡っては、講習会の責任者だった教諭ら3人が業務上過失致死傷の罪に問われ、1審判決では3人を禁錮2年の実刑判決としました。
しかし3月4日の控訴審では、8人が亡くなった班を引率した1人のみ禁錮2年とし、残る2人は5年の執行猶予を付けました。

3人の弁護側は不服として上告しています。

佐藤 宏祐さんの父・政充さん
「二度と同じ悲劇を繰り返さないと全員が誓うことが、風化を防ぎ再発防止につながると信じている」