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那須雪崩事故から9年 「もがいた9年」元部長の男性が8人悼む

那須町で登山講習中だった大田原高校の生徒と教諭の合わせて8人が雪崩に巻き込まれ、亡くなった事故から27日で丸9年が経ちました。
事故を経験した元山岳部部長の男性が事故現場付近で花を手向け8人を追悼しました。

雪崩事故の現場が見渡せる場所に設置された献花台で祈りを捧げる、三輪浦淳和さん25歳です。

三輪浦さんは大田原高校1年生だった9年前の27日、隊列の7番目を進んでいたところ雪崩に巻きこまれました。

2時間もの間、雪の中に埋まり、左足に大けがをしながらも奇跡的に助け出されましたが、一緒に登っていた8人の仲間が亡くなったのです。

毎年3月27日に、この場所を訪れ、8人全員の顔を最後に見た、1本の木の前に花を手向けています。

今年は雪がまばらに残り、雨上がりでぬかるんだ斜面を登って木に向かいました。
三輪浦さんは木の前に着くと、雪崩が発生したとされる午前8時40分頃に合わせて花を供えて、仲間たちに思いを伝えました。

この事故をめぐっては講習会の責任者だった教諭ら3人が業務上過失致死傷の罪に問われ、1審判決は3人を禁錮2年の実刑判決としました。

しかし3月4日の控訴審では、8人が亡くなった班を引率した1人のみ禁錮2年とし、残る2人は5年の執行猶予を付けました。

3人の弁護側は不服として上告しています。

雪崩事故から9年を迎えたことを受け福田富一知事は、定例の記者会見の中で「県としても痛恨の極み。ご遺族にお詫び申し上げたい。県教育委員会と連携して二度とこうした事故を起こさないようにしたい。示談が成立していない3人のけがをした方々には事情を伺いながら話し合いを進めていきたい」と述べています。