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上三川強盗殺人事件 これまでのまとめ

事件発生の経緯を改めて振り返ります。

4月上旬 この事件で殺害された富山英子さん69歳の次男の家で窃盗被害。この  
     際、富山さんの家の情報が書かれたものが盗まれる
5月6日 富山さんの自宅周辺で不審な車両の目撃情報
  7日 茨城県八千代町の渡辺昌英容疑者41歳を盗品のナンバーを付けた車両に
     乗っていた疑いで逮捕。渡辺容疑者は同乗者で闇バイトに応募か。運転手
     は逃走
 14日 午前9時半ごろ富山さんの上三川町上神主の住宅に少年らが押し入り富山
     さんが殺害される強盗殺人事件が発生。死因は刃物のようなもので胸など
     を20カ所以上突き刺されるなどした出血性ショック。現場近くを歩いて
     いた相模原市の16歳高校生を確保し逮捕(1人目)
 15日 相模原市の高校生を逮捕(2人目)
 16日 相模原市と川崎市の高校生をそれぞれ逮捕(3,4人目)
 17日 指示役とみられる横浜市に住む竹前海斗容疑者(28)と妻・美結容疑者
     (25)を逮捕

次に、事件現場を中心に関連する場所の位置関係を改めて見ていきます。
事件が発生した富山さんの自宅から直線距離で南東に約700メートルの場所にある公園の駐車場では、5月6日に不審な車の目撃情報がありました。そして、14日の事件発生直前には被害者の近所の家の防犯カメラに目出し帽をかぶり、バールのようなものを持った人物が写っています。事件発生から約30分後、現場から西に500メートルほどの農道で顔を隠して歩いていた相模原市の高校生の少年を警察が確保、少年は事件への関与を話し、その後強盗殺人の疑いで逮捕されました。この少年が最初の逮捕者となります。また、被害者の自宅からは刃物とバールが押収されていて、200メートルほど離れたこの住宅の敷地内からもバールが見つかりました。離れた場所で見つかったバールは、少年らが持っていたものかは分かっていませんが、警察が関連を捜査しています。

事件当日に逮捕されたのは、逃走した車に乗り遅れたとみられる相模原市の少年Aのみ。少年B(15日逮捕)との少年C(16日逮捕)は、車で逃走したとみられています。そして、少年Aと同様、車に乗り遅れた少年D(16日逮捕)は事件現場から直線距離で約3キロ離れたJR石橋駅までヒッチハイクで向かい、電車で逃走した可能性があるということです。

続いて、これまでに逮捕された容疑者6人の関係性を整理します。まず、実行役とみられる少年4人についてです。事件当日の14日に逮捕された少年Aと少年Bはかつて同じ高校に通っていた同級生で、少年Bと少年Cはそれぞれ違う高校の知人関係で、少年Dとほか3人の関係は現時点で分かっておらず捜査中です。

次に、少年4人と、指示役とみられる竹前海斗容疑者、妻・美結容疑者の関係について。事件翌日に逮捕された少年Bが竹前夫婦と事件前から面識があったとみられ、警察は少年Bがほかの3人の少年を勧誘したとみて経緯などの解明を進めています。一部の少年は「夫婦から頼まれた」と供述している一方、夫婦は容疑を全面否認しています。

盗品のナンバーを付けた車両に乗っていた疑いで逮捕された渡辺昌英容疑者について、少年4人と竹前夫婦と面識があったかどうかは捜査中で、この件で、不審な車両の目撃情報が今回の強盗殺人事件と明確な関連性があるかは分かっていません。

今後の動きとしては、近く容疑者らの家で警察が家宅捜索を行うとみられます。証拠品を押収し、さらに詳しい捜査が行われます。今回の事件の特徴として大きく注目されているのが実行犯の少年らが16歳という点です。そのため少年らには少年法が適用されます。すでに送検されている少年4人について検察官がまず家庭裁判所に送致し、家庭裁判所が調査・審判を行います。ここで刑事処分が相当と判断された場合に再び検察に送致、すなわち「逆送致」され、起訴、刑事裁判が行われることになります。

20日には、新たに被害者の自宅で飼っていたペットの犬が殺されていたこと、金品が盗まれていたことが分かりました。