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武装工作員が侵入した想定 陸上自衛隊と栃木県警が共同訓練 

複雑化する世界情勢のなか、有事に備えて、陸上自衛隊と警察による共同訓練が6日、宇都宮市の陸上自衛隊宇都宮駐屯地で行われました。

訓練には、陸上自衛隊の東部方面特科連隊第2大隊や、栃木県警察本部の警備部門、機動隊などから合わせて150人ほどが参加しました。

2002年に陸上自衛隊第12旅団と栃木県警察本部が結んだ、治安の維持に関する協定に基づき、県内で有事があった際に備えて互いの連携を確認するための訓練で、今回で11回目となります。

訓練は、強力な武器をもった武装工作員が国内に侵入し、自衛隊に出動命令が出されたという緊急事態を想定して行われました。

現地に自衛隊員や資器材を輸送する訓練では、サイレンを鳴らした警察車両が、陸上自衛隊の車両とバイクの合わせて7台を先導しました。駐屯地の外側にある一般道およそ5キロメートルを走る中で、陸上自衛隊と県警が緊急時に円滑に、そして綿密に連携がとれているかを確認していました。

(陸上自衛隊 東部方面特科連隊第2大隊 第6中隊長 高江洲竣太一等陸尉)
「現場レベルで違和感なく自然に連携できるように、普段からこういった訓練を積み重ねていくことが重要。めったにない機会なので、この機会に相互理解を深めていけたら」

(栃木県警関東管区機動隊 中隊長 中村優太 警部)
「連携がとれてきたし、緊密な間柄もできてきた。今後、万が一の事態に対処できるスタートになったと思う。連携しスムーズに事態に対処できるよう訓練を続けていけたらと思う」
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