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盗撮を未然に防ぐ「鏡」JR宇都宮駅に設置 栃木県警

駅構内での盗撮被害を未然に防ごうと栃木県警察本部と鉄道会社は12日、駅のエスカレーターに注意喚起のための鏡を設置しました。

この取り組みは、JR宇都宮駅の協力のもと栃木県警が県内で初めて実施するものです。

盗撮の未然防止のため注意喚起を行う鏡の大きさは、タテが40センチ、ヨコが40センチで、JR宇都宮駅西口のエスカレーターに設置されました。

利用者にとっては鏡に目線を向けてもらうことで、背後への警戒心を高めてもらう狙いがあります。一方、盗撮犯に対しては誰かに見られていると思わせ犯行をためらう要因になることが期待されています。

警察によりますと、県内で発生した盗撮に関連した事件で去年(2024年)1年間の検挙数は91件にのぼっています。

特に通勤や通学で急ぐことが多い駅は、被害に気づきにくいケースも多くまた、通報せずに泣き寝入りせざるをえない傾向にあるということです。

(JR宇都宮駅 北野 谷伸一駅長)
「盗撮問題は春先に増えてくるので、こういった取り組みは大変効果があると思う」

(人身安全少年課 大渕 美湖人身安全対策指導官)
「人間は鏡を見てしまうという心理状態を利用した。女性がエスカレーターに乗った時、後ろを振り返るきっかけになるので犯罪抑止力が高まれば」

県警では今後、県内の駅や商業施設のエスカレーターにも鏡を設置したいとしています。
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