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大田原高校で伝統行事「強歩」開催 安全管理上の課題から例年より短い35キロで

大田原市の高校では、15日、伝統行事の一つである強歩が行われました。長い距離を歩く生徒の安全管理上の課題から、今年は例年より短い35キロの道のりとなりました。

大田原高校では伝統行事の強歩が行われ、青空の下、1年生から3年生までのおよそ540人が臨みました。 この行事は、歩くという基本的な運動を通して体力を養うとともに、規律ある態度や互いに協力し合うことの大切さを学ぶ目的で行われていて、今年で37回目です。これまでは、2日間で85キロの道のりでしたが、今年は1日で大田原高校から那須塩原市の道の駅までの35キロに短縮しました。

2023年までの4年間は新型コロナウイルスや天候の影響で中止や短縮を余儀なくされましたが、2024年は5年ぶりに85キロで実施されました。

生徒を安全な環境で歩けるようにするため、教職員と保護者がコースの危険箇所で誘導を行い、学校全体で伝統行事を守ってきました。しかし生徒数の減少により、協力する保護者の数も減ったことで、これまで通りの対応をとることが難しくなりました。また突然の雨や雷など、天候不順に見舞われることが増え、生徒の安全管理が課題となっていたことから短縮で行うことを決めました。

大田原高校の豊住隆行校長:
「伝統行事ということで、ずっと85キロで続いては来ましたが、始まった当時とは随分変わってきた部分もあるので、そういった中で、生徒の達成感と安全性をうまく両立させられる形で、良い強歩の持ち方ができればと考えています」

生徒たちは「周りの人への感謝の気持ちを忘れず完歩したい」と、爽やかな表情で歩みを進めていました。

生徒たちは午後7時30分ごろに、ゴールとなる那須塩原市内の道の駅に到着したということです。
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