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LRT車内で若者の投票率向上を考える 宇都宮大生が意見交換

夏の参議院選挙を前に、県内でも課題となっている若者の投票率を上げようと宇都宮市では21日、地元の大学生がLRT・ライトラインの車内で意見を交換しました。

貸し切りのLRTの車内で行われた意見交換会には、宇都宮大学で政治学やまちづくりなどについて学ぶ地域デザイン科学部の3・4年生20人が参加しました。

LRTに乗って街並みを眺めながら、地域のあり方を決める選挙について考えてもらうのが狙いで、宇都宮市が初めて開催したものです。

去年11月に行われた宇都宮市長選挙では、投票率が18歳から19歳で25.81%、20歳から24歳で16.74%と、学生の年代がほかの年代と比べて低い状況にありました。

参加者たちは投票率を上げるための取り組みについて3つのグループに分かれて話し合い、取りまとめた考えを発表しました。

(学生)
「投票の期間限定で公共交通を無料にするとハードルが下がるのでは」
(学生)
「同世代で呼びかけることが選挙に行くきっかけになる。若者の意見をまとめたサイトを作ってみては」

また車内では模擬投票も行われ、架空の3人の候補者が掲げる公約を見比べて投票先を選び、それぞれが1票を投じていました。

(学生)
「これまで選挙に関して一人で黙々と考えることが多かったので楽しかった」
「宇都宮の魅力の一つであるLRTを体感しながらこれからの街を決める選挙について話すのは有意義な時間だった」

(宇都宮市選挙管理委員会事務局・栗橋 忠志主任書記)
「学生からの意見を聞きながら、若年層を含めた多くの方々に選挙のことを知ってもらえるように啓発に取り組んでいく」
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