サッカー選手がバス運転士に!?独り立ちから1カ月 若手選手の収入サポート 栃木
若手のサッカー選手の収入を安定させて、試合や練習に専念してもらおうと、ある取り組みが始まっています。J3栃木シティの下部組織の選手を取材しました。
栃木市にあるサッカー場、Luxperior Football Parkです。ここでは、J3栃木シティの下部チームの選手たちが、トップチームへの昇格を目指して日々練習に励んでいます。練習の開始時間は、午前7時。この時間から練習を始めるのは理由があります。
茨城県出身のDF松浦航洋選手(26)です。サッカーの本場、スペインへの挑戦も経験し、今度はJの舞台を目指す彼が、練習を終えて向かった先は…。
練習着姿とは打って変わって、今度は帽子に制服姿で登場した松浦選手。実はサッカー選手であり、バスの運転士でもあるんです。
栃木シティの運営会社と宇都宮市のバス会社・関東自動車は、選手をバスの運転士や事務員として雇用する業務提携を結んでいます。
これは、今後活躍が期待される若手のスポーツ選手に、安定した収入で練習や試合に取り組んでもらうことと、セカンドキャリアにも役立ててもらうためで、栃木県内で初の取り組みになります。
日本バス協会によりますと、時間外労働の時間が規制される「2024年問題」や、高齢化により、運転士の数は2030年度に3万6000人も不足すると言われています。そのため、同時にバス業界の人手不足を解決しようという狙いもあります。
2025年2月に7人の選手が入社し、およそ2か月間の研修を経て松浦選手を含む4人が運転士になりました。4月22日に独り立ちしたばかりの松浦選手は、緊張した面持ちで出発前の点検を入念に行っていました。
(栃木シティU−25 松浦 航洋 選手)
「1週間やってみて、走り方や乗客の対応に慣れていきたい」
選手と運転士の2重生活が始まったばかりのころは、支えてくれる先輩運転士の存在が大きかったと言います。
(栃木シティU−25 松浦 航洋 選手)
「先輩運転士に1日乗っていただいて、良かったところ悪かったところを的確に教えていただいたこともあって慣れてきた。車庫や営業所で会った時も笑顔で話しかけてくれるので、メンタル的にもサポートしていただいている」
(運転士として勤務する 重野 祥輝 選手)
「試合の時も欠かさず補食やスポーツ飲料を持ってきてくれて、常に自分たちを支えてくれているので期待に応えたい」
選手たちから運転士の兄貴分として慕われている、稲川豊さんです。
(関東自動車 稲川 豊 運転士)
「サッカーと両立できるのか不安で、半信半疑「大丈夫かな」という気持ちはあった。教育に参加させてもらって、一生懸命やっている姿を近くで見れてよかった。トップチームとして活躍してほしいが、若い人たちの手助けなしでは成り立っていかないので、これからバス業界を盛り上げていければ」
そして独り立ちから1か月、サッカーとの両立にも慣れ、堂々とした表情で勤務する松浦選手の姿がありました。
(栃木シティU−25 松浦 航洋 選手)
「気持ち的にも楽になった。疲労度もどんどんなくなって運転自体に慣れてきた」
(乗客は)
「まさか運転士の方がサッカー選手だとは知らなかった。頑張ってほしい」
乗客も驚くほど、運転士の仕事が板に付いてきました。
(栃木シティU−25 松浦 航洋 選手)
「サッカー選手としても運転士としても成長していきたい。まずはサッカーで上に行くことが自分の目標なので、ぶれずににやっていきたい」
プロサッカー選手への夢と、乗客を乗せて、きょうも安全運転で走り続けています。
栃木市にあるサッカー場、Luxperior Football Parkです。ここでは、J3栃木シティの下部チームの選手たちが、トップチームへの昇格を目指して日々練習に励んでいます。練習の開始時間は、午前7時。この時間から練習を始めるのは理由があります。
茨城県出身のDF松浦航洋選手(26)です。サッカーの本場、スペインへの挑戦も経験し、今度はJの舞台を目指す彼が、練習を終えて向かった先は…。
練習着姿とは打って変わって、今度は帽子に制服姿で登場した松浦選手。実はサッカー選手であり、バスの運転士でもあるんです。
栃木シティの運営会社と宇都宮市のバス会社・関東自動車は、選手をバスの運転士や事務員として雇用する業務提携を結んでいます。
これは、今後活躍が期待される若手のスポーツ選手に、安定した収入で練習や試合に取り組んでもらうことと、セカンドキャリアにも役立ててもらうためで、栃木県内で初の取り組みになります。
日本バス協会によりますと、時間外労働の時間が規制される「2024年問題」や、高齢化により、運転士の数は2030年度に3万6000人も不足すると言われています。そのため、同時にバス業界の人手不足を解決しようという狙いもあります。
2025年2月に7人の選手が入社し、およそ2か月間の研修を経て松浦選手を含む4人が運転士になりました。4月22日に独り立ちしたばかりの松浦選手は、緊張した面持ちで出発前の点検を入念に行っていました。
(栃木シティU−25 松浦 航洋 選手)
「1週間やってみて、走り方や乗客の対応に慣れていきたい」
選手と運転士の2重生活が始まったばかりのころは、支えてくれる先輩運転士の存在が大きかったと言います。
(栃木シティU−25 松浦 航洋 選手)
「先輩運転士に1日乗っていただいて、良かったところ悪かったところを的確に教えていただいたこともあって慣れてきた。車庫や営業所で会った時も笑顔で話しかけてくれるので、メンタル的にもサポートしていただいている」
(運転士として勤務する 重野 祥輝 選手)
「試合の時も欠かさず補食やスポーツ飲料を持ってきてくれて、常に自分たちを支えてくれているので期待に応えたい」
選手たちから運転士の兄貴分として慕われている、稲川豊さんです。
(関東自動車 稲川 豊 運転士)
「サッカーと両立できるのか不安で、半信半疑「大丈夫かな」という気持ちはあった。教育に参加させてもらって、一生懸命やっている姿を近くで見れてよかった。トップチームとして活躍してほしいが、若い人たちの手助けなしでは成り立っていかないので、これからバス業界を盛り上げていければ」
そして独り立ちから1か月、サッカーとの両立にも慣れ、堂々とした表情で勤務する松浦選手の姿がありました。
(栃木シティU−25 松浦 航洋 選手)
「気持ち的にも楽になった。疲労度もどんどんなくなって運転自体に慣れてきた」
(乗客は)
「まさか運転士の方がサッカー選手だとは知らなかった。頑張ってほしい」
乗客も驚くほど、運転士の仕事が板に付いてきました。
(栃木シティU−25 松浦 航洋 選手)
「サッカー選手としても運転士としても成長していきたい。まずはサッカーで上に行くことが自分の目標なので、ぶれずににやっていきたい」
プロサッカー選手への夢と、乗客を乗せて、きょうも安全運転で走り続けています。