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宇都宮空襲から80年 ピースうつのみや最後の追悼会

宇都宮市内の上空でアメリカ軍の焼夷弾が投下され一夜にして620人以上の命が奪われる「宇都宮空襲」が起きてから80年となった12日、空襲の悲惨な記憶を長年に渡り語り継いできた市民団体が、最後の追悼会を開催しました。

宇都宮空襲から80年を迎えたこの日、市内のイベント広場で、空襲の犠牲者を追悼するため最後の集会を開いたのは空襲の記憶を継承し、平和を訴え続けてきた市民団体「ピースうつのみや」です。

はじめに黙祷が捧げられました。

ピースうつのみやは、空襲によって火の海と化した宇都宮市中心部の悲惨な様子をオリジナルの紙芝居などで次の世代に語り継ごうと、1985年から40年にわたって活動を続けてきました。

しかしメンバーの高齢化や団体の継承者がいないことを理由に、8月末をもって活動に終止符を打つことが決まり12日が最後の催しとなりました。

代表を務める田中一紀さんは、この40年間、追悼式や語り部活動、それに灯籠流しなど、幅広く活動を行ったと振り返りあらためて平和への思いを語りました。

ステージでは空襲の様子を描いた紙芝居や追悼のジャズの演奏も行われ、活動を終えるピースうつのみやの平和への思いを次の世代がどう受け継ぐのか参加者1人1人が思いを巡らせていました。
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