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LRT西側2030年開業延期の可能性 宇都宮市

LRT・ライトラインのJR宇都宮駅西側への延伸事業について宇都宮市は1日、当初予定していた2030年の開業を延期する可能性が高いことを明らかにしました。

宇都宮市が整備を計画しているLRTの西側への延伸事業は、宇都宮駅東口停留場から、駒生1丁目の栃木県教育会館までのおよそ5キロの区間です。

JRの在来線と新幹線の間を通す工事を行い、大通りに軌道を新しく設置するほか、LRTの車両が待機できる新たな留置施設なども整備されます。

駅西側は東側よりも電気、通信、ガスといった重要なインフラが道路の地中に集中して埋まっていて、軌道を設置する前に移設が必要になるということです。また、裁判所から西側では、用地買収の対象となるマンションと戸建て住宅が合わせて80軒ほどあり、当初の見込みより増えたことから交渉に時間がかかる見込みです。

これらのことに伴い、工事が完了するまでの計画の精査を進めたところ、当初予定していた2030年の開業が困難なことが分かったということです。

市は具体的な開業時期について明らかにしていませんが、数年延期になると見られます。

延伸事業を巡っては、宇都宮市が5月、当初の想定からおよそ1・7倍の700億円ほどに膨らむ見通しを公表しています。

2年前の8月に開業した駅東側は、大規模な地盤強化の追加工事などで2回延期されています。

宇都宮市は2025年の10月をめどに、軌道事業の特許申請をし、2028年内に工事着手を目指すとしています。