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お盆前に逆走車対策訓練 東北自動車道上り線での逆走多重事故を受け

休暇や帰省など外出が増えるお盆の時期を前に、栃木県警とネクスコ東日本は6日、高速道路上で車両の逆走が発生したことを想定した訓練を行いました。

この訓練は、今年4月、那須塩原市の東北自動車道上り線で3人が死亡、11人が重軽傷を負った逆走多重事故の発生を受け、事故の起きた那須インターチェンジ周辺で初めて行われたものです。訓練には、栃木県警と高速道路を管理するネクスコ東日本の関係者約30人が参加しました。

訓練ではまず、ネクスコ東日本の交通管理隊の作業員が、通常通り走行中の車を停止させ通行止めにしました。そして、コーンなどを設置し、逆走車に対して旗を降ったり笛を鳴らしたりして、運転手に注意を呼びかけました。

続いて行われた県警の高速道路交通警察隊の訓練では、一般車両側を通行止めにしたあと、追い越し車線を走行している可能性の高い逆走車を通常の走行車線へ誘導するため、発煙筒の設置を行いました。そして最後に合同訓練が行われ、逆走車対応の一連の流れを確認しました。

警察によりますと、県内では今年に入って7月末までに、高速道路上での逆走車に関する通報が12件あったということです。

(ネクスコ東日本宇都宮管理事務所 伊藤 玲次所長)
「警察が前方の注意を払って、ネクスコのパトロール隊が規制に集中し、非常に効率的な運用ができた」

(栃木県警察本部高速道路交通警察隊 大場 清光隊長)
「安全な場所、近くのサービスエリアやインターチェンジに入った後に、逆走車を見かけた旨の110番通報を迅速にしていただきたい」
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