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恵みの雨にほっと一息 水不足で苦しむさくら市のコメ農家 「3日に1回降ってほしい」

7日の栃木県内は午前中にまとまった雨が降り、記録的な「少ない雨」の影響で田んぼのひび割れなどの被害が出ている、栃木県内のコメ農家などにも「恵みの雨」となりました。

こちらは、さくら市小入の岡田農園の田んぼです。7日朝からのまとまった雨で、ひび割れが入っていた田んぼの稲の根元に10センチ近くまで水が入りました。

岡田農園の岡田伸幸さんは、15年ほど前から市内のおよそ20ヘクタールの田んぼで稲作を行っています。岡田さんによりますと、さくら市内では先月10日から28日までまったく雨が降らず、コメを作り始めてから初めてという異常事態だったということです。

この水不足の影響で、岡田さんの田んぼの一部では稲の穂に実がなる時期に、水路の水が枯れてひび割れた状態になり、稲の生育に影響がでていると話します。稲穂の実入りが悪かったり、生育が遅れ実が太らなかったりと、このままではいつもの年より2割から3割近く収穫量が減るのではと心配しています。

岡田さんは「今日の雨は恵みの雨」と安堵する一方で、「これから実が大きくなる種類の稲には恵みだが、ひび割れた田んぼの稲は根が切れてしまっているので、水が入っても回復は難しい」と話しています。

岡田さんは「もっと多くの雨が必要で、できれば3日に1回くらい降ってほしい」と願いを込めていました。
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