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栃木の酒 新たな楽しみ方で地域の飲み手拡大を 日本酒にワイン、ビール「さけくらべ栃木」賑やかに

県内外で人気の「栃木のお酒」の魅力や新しい楽しみ方を広めて、地域での新たな消費の拡大を目指そうと試飲商談会が20日、宇都宮市内で開かれました。

県内の酒蔵や酒造会社自慢のお酒がずらりと並び、自分たちの酒のうまさを熟知する蔵元らが新たな飲み方や食べ合わせを提案するのはプロ向けの試飲商談会「さけくらべ栃木」です。

会場には県内23の蔵元をはじめワインやクラフトビールを製造・販売する会社が一堂に集まりました。

(宇都宮市・井上清吉商店 井上裕史さん)
「きょうは夏の飲み方のご提案として、山廃の生酒原酒を蔵の水で作った氷とミントの葉で割ったモヒートスタイルでご用意させていただいた。非常に山廃の生酒と相性が良いです。ブルーチーズに蜂蜜をかけたものを合わせてご賞味頂きたいと思います」

酒造りの業界を巡っては少子化にともなう市場の縮小や酒造会社の減少、さらにこのところ続くコメなどの原材料価格の高騰といった厳しい現状が指摘されています。

その一方で、海外では日本酒が新しい飲み物として国内より高い金額で取り引きされ輸出量も増えるなど人気を博しています。

この催しはおいしさと実力を兼ね備えた栃木の酒を地元を含めた幅広い人達に飲んでもらう場や機会を生み出すのがねらいで、酒の卸の会社や飲食店、ホテルや旅館の関係者などが会場を訪れました。

また、県内の若手の注目シェフによる中華やイタリアンなどのメニューも用意され、お酒と料理のマリアージュを楽しむ姿が見られました。

(益子町・外池酒造店 外池秀輔さん)
「きょうは同じ益子町にあるとん太ファミリーの燻製豆腐と濃厚な味わいの燦爛・山廃純米のペアリングをご用意しました。清酒メーカーだけのイベントは今までもありましたが、ビールやワイン等県内の生産者の皆さんとイベントを開催できることはとても刺激を頂ける」

(小山市・西堀酒造 西堀哲也さん)
「出展にあたって社内でテストをしてみて、自社で製造している日本酒と蒸留酒の掛け算という新しい広がりが見えた試作品もできました。県内の各地の風土を生かしながら、特に熟成庫が製造工程に関わってくるのが、蒸留酒の面白い分野なので、そういう商品をいろいろ展開していきたいと思います」