栃木・大田原で一足早い稲刈り始まる 備蓄米の販売期限延長で新米価格に影響は?
関東一の米どころである大田原市で21日、早くも稲刈りが始まりました。備蓄米の販売期限の延長が発表される中、生産者は新米の価格の動向に注目しています。
大田原市滝岡にある関谷規一さんの田んぼでは、21日から「コシヒカリ」と県のオリジナル品種「とちぎの星」の刈り取りが始まりました。
大田原市は去年のコメの収穫量が3万3,700トンと関東一の産地で、関谷さんは東京ドーム約9個分にあたる40ヘクタールほどの広大な田んぼで栽培することから、2025年は4月上旬から田植えを行いました。
この夏は雨が少なく水不足が心配されましたが適切に水を管理し、例年通りの品質を保つことができたということです。
こうした中、小泉農林水産大臣は21日、政府が随意契約で小売業者などに直接売り渡した備蓄米について、8月末までとしていた販売期限を延長すると発表しました。
消費者にとっては、5キロで2千円前後の割安なコメを買う選択肢が残ることになる一方で、生産者にとっては、今年の新米が出回る時期と重なることになり、新米の価格が下落する一因になるという懸念が出ています。
これについて小泉農林水産大臣は「随意契約の備蓄米の流通量はマーケットに織り込み済み」として、新米価格への影響は限定的との見方を示しています。
今回収穫されたコメは、9月末ごろに店頭に並びます。
大田原市滝岡にある関谷規一さんの田んぼでは、21日から「コシヒカリ」と県のオリジナル品種「とちぎの星」の刈り取りが始まりました。
大田原市は去年のコメの収穫量が3万3,700トンと関東一の産地で、関谷さんは東京ドーム約9個分にあたる40ヘクタールほどの広大な田んぼで栽培することから、2025年は4月上旬から田植えを行いました。
この夏は雨が少なく水不足が心配されましたが適切に水を管理し、例年通りの品質を保つことができたということです。
こうした中、小泉農林水産大臣は21日、政府が随意契約で小売業者などに直接売り渡した備蓄米について、8月末までとしていた販売期限を延長すると発表しました。
消費者にとっては、5キロで2千円前後の割安なコメを買う選択肢が残ることになる一方で、生産者にとっては、今年の新米が出回る時期と重なることになり、新米の価格が下落する一因になるという懸念が出ています。
これについて小泉農林水産大臣は「随意契約の備蓄米の流通量はマーケットに織り込み済み」として、新米価格への影響は限定的との見方を示しています。
今回収穫されたコメは、9月末ごろに店頭に並びます。