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福田富一知事「コメ不足が続く中、増産はやむを得えない選択肢」 需要に応じたコメの生産に取り組む 

福田富一知事は27日の定例記者会見で、コメ不足が続く中「増産はやむを得えない選択肢」と考えを述べたうえで、「需要に応じたコメの生産に取り組みを進めたい」と述べました。

コメの増産については、農林水産省が26日、来年度予算の概算要求案を固め、今年度の当初予算と比べておよそ17%多い、2兆6千588億円とし、コメの需要に応じた増産の実現に取り組むとしている一方、増産によってコメの価格は下がり、生産者が影響を受ける心配があります。

これを受けて福田知事は「国の具体的な政策に注視するとともに、国は国民や農家に分かりやすく増産の根拠となる状況や見通しについて説明をすべき」との考えを示しました。

また福田知事は、県が2050年の実現に向けて力を入れているカーボンニュートラルへの取り組みに関連して、2030年度に開催予定の「全国植樹祭」の招致に取り組むと発表しました。

全国植樹祭は、国民の森林への愛情を培うため全国規模で行われる緑化運動で、天皇皇后両陛下もご臨席される行事です。

福田知事は「県民に木を大切にしてもらい、環境に良い生活に向けて、見直しの機会にしてほしい」と招致への意義を述べました。

開催地は来年8月ごろに内定し、再来年度に決まる見通しで、決定すれば栃木県での開催は1982年度以降2回目となります。