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雲巌寺の「俺が危い」を標語に交通安全推進 栃木県警が連携しポスター・チラシ、動画制作

栃木県警は大田原市の名高い由緒ある寺とタッグを組んで、交通安全の意識を高めるポスターや動画を制作し28日、その寺でお披露目しました。

大田原市の雲巌寺で開かれたお披露目式には、第62代住職の秦岡高憲老師と栃木県警の高橋修司交通部長が出席し、交通安全ポスターと動画を報道陣に公開しました。

雲巌寺は、平安時代後期に開山した臨済宗の禅寺で、俳人・松尾芭蕉が「奥の細道」の旅で立ち寄ったことでも知られています。

4代前の住職・植木義雄老師の昭和20年代に作った交通安全の標語「俺が危い」の教えがあり、雲巌寺のある須佐木地区には看板などが設置されています。県警はこの教えを「交通事故は他人事ではなく、自分のこととしてとらえることが重要」と解釈して、ポスターとチラシそれに動画を制作しました。

完成したポスターは、「俺が危ない」を中央に配置し、タイヤの痕跡や割れた窓ガラスがデザインされたシンプルなもので、「俺」の文字は秦岡老師が自ら書いたものです。

雲巌寺で撮影した動画は、およそ4分の長さで、栃木県警の杉本孝本部長や高橋交通部長らが出演し、企画会議や座禅を組んで交通安全を訴えるためのキャッチコピー「俺が危ない」を思いつく内容となっています。

チラシは5万枚、ポスターは1千枚制作し、各警察署を通じて配布します。動画は県警が手掛ける「県警本部長24時」シリーズの、「交通事故との闘い『俺が危ない』」編として、県警の公式ユーチューブチャンネルで公開されています。