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栃木県立高校盗撮事件 教諭の男を起訴

勤務する栃木県内の高校の女子更衣室に小型カメラを設置し、女性を盗撮した疑いで教諭の男が逮捕された事件で、宇都宮地検は3日、30代の教諭の男を性的姿態撮影処罰法違反などの罪で起訴しました。


建造物侵入と性的姿態撮影処罰法違反の罪で起訴されたのは、宇都宮市福岡町の高校教諭、古口大輔被告38歳です。

起訴状によりますと、古口被告は、8月上旬ごろ、勤務する県内の県立高校の女子更衣室に、不正に入手した合鍵を使って侵入し、動画が撮影できる小型カメラを天井の点検口に設置して着替える女性を盗撮したとされています。

この学校では、20台以上のカメラが見つかったほか、前に勤めていた学校でも女子更衣室などから11台のカメラが見つかっています。

捜査関係者によりますと、カメラには人の動きに反応して作動するセンサーが取り付けられていた可能性があり、県警が被告の自宅や実家などから記録媒体を100点以上押収したことが分かりました。

県教育委員会によりますと、古口被告の勤務先と以前勤めていた2つの高校で専門業者による点検が行われ、それぞれの建物から新たに不審な物は見つからなかったということです。

被害に遭った県立高校の関係者によりますと、事件を受けて8月28日に緊急の保護者説明会を開いて、発覚の経緯や今後の対応として生徒へのカウンセリングの充実を図るほか、警備会社と連携した安全管理体制の強化を行うことを確認したということです。