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被災者の立場になって炊き出しを体験 上三川の本郷北小で防災授業

10年前のきょう9日、関東東北豪雨が発生し栃木県などに甚大な被害をもたらしました。災害から身を守るためには、日頃の備えが必要なことから、上三川町の小学校では大規模災害で被災者になったことを体験してもらおうと、炊き出しを体験する防災教育が行われました。

上三川町の本郷北小学校で防災教育の授業が行われ、5年生と6年生およそ70人が参加しました。授業を行ったのは、町内のボランティア団体「栃木照る照る坊主の会」です。

会は東日本大震災をきっかけに組織され、これまでにさまざまな被災地でおよそ5万食の炊き出しを行うなど、復興支援を行う一方で、子どもの育成を目的に小中学校などで職業体験や防災などの授業を行っています。子どもたちに被災者となった人たちへの「共感と理解」を深めるとともに、「自主的な貢献行動」を身につけてもらうのが狙いです。

会の和知知明代表が「被災した人に思いを寄せ、何か自分ができることを手伝える人になってください」と呼びかけました。

そして、和知代表ら会のメンバー5人が、2024年1月に起きた能登半島地震の被災地などで提供したラーメンと、先週、秋田県豪雨災害の被災地で提供したチャーハンを、炊き出しとして児童たちに振るまいました。児童たちは、出来立てのラーメンをほおばり、被災者の立場に立って自分に何ができるかを考えました。
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