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農学部を4学科に再編 修士課程に新専攻を設置 宇都宮大学が来年度

宇都宮大学は26日、記者会見を行い教育研究体制の強化を目指し、2026年度から農学部を4つの学科に再編することと、大学院に新たな専攻を設置すると発表しました。

宇都宮大学は、地域産業界のニーズでもある食品関連産業に貢献する人材や、DXによる地域活性化を推進する人材の育成強化を図るため、4年前から農学部の学科再編を検討してきました。設置計画が9月に文部科学省から受理され、2026年4月から現在の「生物資源科学科」など5つの学科の体制から、4つの学科に再編します。

新たな農学部の基本概念を、現代社会の課題を解決し持続可能で豊かな未来社会を切り開く農学を意味する、「未来農学」としています。

再編後の学科は、食材や食品の機能性向上を創出する「フロンティア食品科学科」、生物生産にかかわる革新的な技術の創出を目指す「生物生産イノベーション科学科」、それに「環境システム科学科」、「エコロジカル社会経済学科」の4つです。農学部の全学科を対象にした大幅な学科改変は、1949年以来初めてということです。

また、大学院博士前期課程、いわゆる修士課程の「地域創生科学研究科」に、3つ目の専攻となる「総合情報学専攻」を2026年4月から設置します。データサイエンスの知識や経営マインドを持った高度デジタル人材などを育成し、地域の経済や産業を支える人材を排出することを目指します。

去年4月に開設した「データサイエンス経営学部」の卒業生の進学先であると同時に、社会人の新たな知識の学びの場として提供します。