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10月食品値上げ「酒類・飲料」中心に3000品目超 自動販売機からスーパーに転換も

家計に重くのしかかる食品値上げの波はまだまだ終わりが見えません。

10月から3000品目を超える食品や飲料が順次、値上げされることになり半年ぶりのラッシュとなる見込みです。

民間の調査会社帝国データバンクによりますと、10月に値上げが予定されている食品や飲料は3024品目にのぼり、2025年4月以来、半年ぶりに3000品目を超えました。

分野別では、ペットボトルの飲料や焼酎・日本酒などの「酒類・飲料」が約2200品目で、全体の7割以上を占めています。

特にペットボトルの飲料は希望小売価格で200円台に達する商品も多くなる見込みです。

そんな中、宇都宮市にあるスーパーマーケットフードオアシスオータニでは、値上げがされる前に大量に商品を仕入れるなど、販売価格が急激に上がらないような工夫をしているといい、売れ行きがプラスになった商品もあるといいます。

フードオアシスオータニ宇都宮駅東店山口知宏副店長
「缶コーヒーのような商品に少し動きが出てきた。自動販売機で購入していた商品をよりお買い得なスーパーでまとめて購入する人の姿見かけるようになった」

値上げは、ほかにもパックご飯や切り餅を含む「加工食品」で340品目、焼き肉のたれやみそ製品など「調味料」で246品目に上りました。

調査会社では、原材料の価格高騰が主な原因としていますが、包装・資材費や物流費の上昇も価格の押し上げにつながっているとしています。

値上がりするのは食料品だけではありません。

政府が暑さ対策として9月までの3か月間行っていた電気とガス料金の補助金が予定通り終了します。

電気料金について東京電力では、使用量が平均的な家庭で9月と比べて、520円の値上がり、ガス料金も東京ガスでは222円値上がりします。