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これが「世界」 自転車トップレーサーが本気の勝負 輪都宇都宮が沸く 

アジア最高位の自転車ロードレースジャパンカップがきょう19日、宇都宮市の森林公園を舞台に行われ世界トップレベルの走りで白熱の勝負を見せました。

今年で32回目となったジャパンカップ。国内で唯一、UCI国際自転車競技連合のトップカテゴリーに次ぐプロツアーに認定されていて国内外の111人が出場しました。レースは1周、10.3キロを14周の合わせて144.2キロで競われ序盤からハイペースな展開に、2周目には海外の有力チームによる逃げが作られます。

このグループには前日のクリテリウムで優勝したアメリカ、リドル・トレックのジョナタン・ミランが入り、観客を沸かせます。大会の名物は標高差185メートル、つづら折りの古賀志林道。コースの両脇には大勢のファンが詰めかけ、急な坂を駆け上がる選手たちに声援を送りました。レースは5周目の終わりに逃げが吸収され、6周目の山岳賞は、40人ほどのグループで通過。

折り返しに入ったところで、ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティのルカ・ヴァン・ボーヴェンが単独で飛び出し、一時、後続に2分近くの差を付けます。この逃げは、ほどなく、追走集団に吸収され、残り2周になったところで、優勝争いは、数人に搾られていきます。そして、最後の1周。

観客の大歓声の中、フィニッシュに向かうストレートに飛び込んできたのは、バーレーン・ヴィクトリアスのレニー・マルティネス。最終周残り9キロ、古賀志林道の上り口で仕掛けて独走に持ち込み優勝を飾りました。

アジア最高は、アメリカEFエデュケーション・イージーポストの留目夕陽の22位、地元のアステモ宇都宮ブリッツェンは、岡篤志の38位が最高でした。