LRT西側延伸、開業は2036年3月に 宇都宮市が「実施計画案」を市議会に説明
LRTのJR宇都宮駅西側への延伸を進めている宇都宮市は20日、開業が当初の目標より遅れ、2036年3月とする事業実施計画案を明らかにしました。
宇都宮市は20日、JR宇都宮駅西側のLRT事業を実施するために、国の事業認可に必要な「軌道運送高度化実施計画」案を、市議会議員協議会で公表しました。
計画案によりますと、LRTの西側延伸事業の開始時期を2036年3月としました。軌道を設置する道路の地中にある、電気やガスなどのインフラの移設に時間がかかることや、道路拡幅に伴う用地買収の対象となる、マンションや住宅が当初の見込みより増え、用地買収に時間が必要となることなどを要因としています。
開業時期については、佐藤栄一市長が2024年11月の市長選挙の公約に、2030年の開業を掲げて当選しましたが、8月に延期する可能性が高いと明らかにしていました。
佐藤市長は「2030年開業の期待にかなうことができず、心からお詫びする。将来にわたってバランスの良い交通ネットワークを構築するために、工事期間などを考慮し検討した結果」と説明しました。
軌道の設置区域については、宇都宮市宮みらい1丁目の宇都宮駅東口停留場から、駒生1丁目の教育会館前停留場までのおよそ5キロで、事業費は698億円です。事業開始は「工事施工認可申請」が認可される2027年11月で、工事の着工は2028年内を目指しています。
需要の予測については、東西合わせた1日当たりの利用者数を、平日は3万1500人程度、休日は2万2500人程度と見込んでいます。
宇都宮市は10月29日に「軌道運送高度化実施計画」を、国に認定申請する予定です。
宇都宮市は20日、JR宇都宮駅西側のLRT事業を実施するために、国の事業認可に必要な「軌道運送高度化実施計画」案を、市議会議員協議会で公表しました。
計画案によりますと、LRTの西側延伸事業の開始時期を2036年3月としました。軌道を設置する道路の地中にある、電気やガスなどのインフラの移設に時間がかかることや、道路拡幅に伴う用地買収の対象となる、マンションや住宅が当初の見込みより増え、用地買収に時間が必要となることなどを要因としています。
開業時期については、佐藤栄一市長が2024年11月の市長選挙の公約に、2030年の開業を掲げて当選しましたが、8月に延期する可能性が高いと明らかにしていました。
佐藤市長は「2030年開業の期待にかなうことができず、心からお詫びする。将来にわたってバランスの良い交通ネットワークを構築するために、工事期間などを考慮し検討した結果」と説明しました。
軌道の設置区域については、宇都宮市宮みらい1丁目の宇都宮駅東口停留場から、駒生1丁目の教育会館前停留場までのおよそ5キロで、事業費は698億円です。事業開始は「工事施工認可申請」が認可される2027年11月で、工事の着工は2028年内を目指しています。
需要の予測については、東西合わせた1日当たりの利用者数を、平日は3万1500人程度、休日は2万2500人程度と見込んでいます。
宇都宮市は10月29日に「軌道運送高度化実施計画」を、国に認定申請する予定です。