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LRT西側延伸の実施計画29日に申請 計画通り東西結合で 宇都宮市長が会見で公表

宇都宮市の佐藤栄一市長は27日の定例会見で、宇都宮市が進めているLRTのJR宇都宮駅西側への延伸について、開業時期を2036年3月とすることなどを盛り込んだ国の事業認可に必要な「軌道運送高度化実施計画」を、10月29日に認定申請すると公表しました。

「軌道運送高度化実施計画」では、LRTのJR宇都宮駅西側への延伸事業については、開業が当初の目標の2030年より遅れ2036年3月としました。設置区域については、宇都宮市宮みらい1丁目の宇都宮駅東口停留場から駒生1丁目の教育会館前停留場までのおよそ5キロで、停留場は12カ所、事業費は698億円です。需要の予測については、東西合わせた1日当たりの利用者の数を、平日は3万1500人程度、休日は2万2500人程度と見込んでいます。

宇都宮市は軌道事業の特許取得に必要な「軌道運送高度化実施計画」を、29日に認定申請します。

先週の22日に福田富一知事が、「駅の東口と西口を結ぶ事業を切り離して、あとに回し、西側だけを行う方法も選択肢としてある」と発言しました。佐藤市長は、いろいろな意見があると思うとした上で、「LRTが駅を通り抜けることで、今までになかった一体感や町の中心が広がるなど宇都宮の利点になると考え、東西をあえて横断する計画にしている。東西を分離すると西側に車両基地などの施設を新設する必要もあり、事業費がさらに必要になるとも考えられ計画通りに進めたい」と説明しました。

さらに、JR宇都宮駅西口周辺地区の整備基本計画も策定し、LRTの西側延伸と一体となった駅前広場の再整備などに取り組んでいくとしました。