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心肺停止者に救命処置 命のバトンつないだ7人に感謝状 宇都宮南消防署

スポーツ大会の競技中に心肺が停止して倒れた人に、適切な救命処置を施して命を救い、社会復帰に貢献したとして28日、医療機関へと命のバトンをつないだ市民らへ消防署から感謝状が贈られました。

人命救助を行ったのは、ことし6月に市内で行われた地区のバレーボール大会に参加していた、宇都宮市の佐藤雅秀さんなど7人です。

都合で欠席した2人を除いた5人が28日、宇都宮南消防署の小杉佳人署長から感謝状を受け取りました。

宇都宮南消防署などによりますと、ことし6月、宇都宮市の姿川中学校の校庭で地区のバレーボール大会が開かれ、60代の男性がプレー中に突然倒れ心肺が停止する状態に陥りました。一緒にプレーしていた同じチームの佐藤さんが男性の異変に気づき、すぐに心臓マッサージを始めました。

そして野澤佳広さんと伊藤憲一さんは、体育館に設置してあるAED(自動体外式除細動器)を素早く運び、伊東睦曜さんがAEDによる除細動を実施、その間に永瀬冴さんが119番通報しました。

現場に居合わせた人たちによる、チームを超えた見事な連係プレーで、倒れた男性の意識をその場で回復させることに成功し、救急隊そして医療機関へと命のバトンがつなげられました。