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那須塩原市に「那須短期大学」 2026年4月開学へ 看護学科で地域医療人材確保目指す

那須塩原市に2026年4月、看護学科がある短期大学が新たに開学することが決まりました。栃木県内に大学や短大が設置されるのは約30年ぶりで、那須地域の医療を担う人材確保を目指します。

2026年4月に那須塩原市に開学するのは、3年制の看護学科「那須短期大学」です。文部科学省大学設置・学校法人審議会で28日付けで認可を受けました。

大学や短期大学が新しく設置されるのは県内では約30年ぶりで、看護系の短期大学は全国で15校目、北関東では唯一となります。JR那須塩原駅近くの医療複合施設の敷地内にある「那須看護専門学校」から基盤を引き継ぐ形で設置されます。

近年、看護師を志す学生が都市部に流出してしまう状況があるといい、医療と生活の両面を支える地方の実情にあった看護師の育成と定着を目指します。この中で、大田原市出身で「日本のナイチンゲール」といわれる大関和の看護理念を題材にした教育も展開するということです。

短期大学は、人口減少などの影響で全国的に定員割れが課題となり、栃木県内でも廃止が相次いでいますが、看護系短大がない近隣の地域にも募集活動を広げることで学生の確保を目指すとしています。

開学が決まったことを受け、福田富一知事は「看護人材の確保だけでなく、地域振興にもつながることでもありうれしく思う。今後人材育成や教育・研究がより一層進むものと思います」とコメントしています。
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