クマ対策で「緊急銃猟実施マニュアル策定」 佐野市が県内で初めて
県内でもクマによる人への被害が発生している中で、佐野市は市街地などでクマが出没した時に、自治体の判断で緊急的に銃で駆除する「緊急銃猟」を想定した、実施マニュアルを策定しました。
佐野市が策定したのは、「緊急銃猟実施マニュアル」です。緊急銃猟は今年9月に施行された改正鳥獣保護管理法により、市街地などでクマなどが出没した時に、危害を及ぼす恐れが差し迫った場合など、4つの条件に基づいて自治体の判断で緊急的に銃で駆除することができるようになりました。
県によりますと、緊急銃猟を想定したマニュアルの作成は、県内自治体では佐野市が初めてということです。
佐野市は金子裕市長を本部長とする危険鳥獣対策本部を、11月に立ち上げ、国のガイドラインに基づいて実施マニュアルを策定しました。
マニュアルでは、緊急銃猟の普段の事前準備から、実施の手順と対応体制など、役割を明確にしていざというときにスムーズに対応できるようにしています。
具体的には、対応体制では内部が判断する本部長と指揮者らの3つの班を、外部は現場指揮者や捕獲班、サポート班など10におよぶ班を編成し、緊急銃猟に当たります。緊急銃猟の実施の判断を現場に移行するのではなく、対策本部長の市長が判断するとしています。
県自然環境課によりますと、クマに人が襲われた事案は今年度4件にのぼり、記録がある2008年度以降、13年度と17年度と並び過去最多となっています。佐野市によりますと、市内でクマの目撃情報が12月3日までに38件寄せられています。
佐野市が策定したのは、「緊急銃猟実施マニュアル」です。緊急銃猟は今年9月に施行された改正鳥獣保護管理法により、市街地などでクマなどが出没した時に、危害を及ぼす恐れが差し迫った場合など、4つの条件に基づいて自治体の判断で緊急的に銃で駆除することができるようになりました。
県によりますと、緊急銃猟を想定したマニュアルの作成は、県内自治体では佐野市が初めてということです。
佐野市は金子裕市長を本部長とする危険鳥獣対策本部を、11月に立ち上げ、国のガイドラインに基づいて実施マニュアルを策定しました。
マニュアルでは、緊急銃猟の普段の事前準備から、実施の手順と対応体制など、役割を明確にしていざというときにスムーズに対応できるようにしています。
具体的には、対応体制では内部が判断する本部長と指揮者らの3つの班を、外部は現場指揮者や捕獲班、サポート班など10におよぶ班を編成し、緊急銃猟に当たります。緊急銃猟の実施の判断を現場に移行するのではなく、対策本部長の市長が判断するとしています。
県自然環境課によりますと、クマに人が襲われた事案は今年度4件にのぼり、記録がある2008年度以降、13年度と17年度と並び過去最多となっています。佐野市によりますと、市内でクマの目撃情報が12月3日までに38件寄せられています。
