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栃木市のコウノトリに托卵作業を実施 別のペアの卵と取り換える 早ければ5月中にヒナ誕生

栃木市は、渡良瀬遊水地の人工の巣の塔に定着している、国の特別天然記念物、コウノトリのきょうだいペアが産んだ卵を、別のペアの産んだ卵と取り換える托卵作業を12日行いました。

栃木市は市内の渡良瀬遊水地にある、人工の巣の塔に定着しているコウノトリの「りょう」と「小白」のペアが、4月5日に卵を4個産んだのを確認しました。

「りょう」と「小白」は同じ親から生まれたきょうだいで、近親交配による繁殖は遺伝的な観点から課題があるため、今回、ほかのペアが産んだ卵と取り換える「托卵」を人の手で行うことになりました。「托卵」は、カッコウなどが、ほかの鳥の巣に卵を産み付け育てさせる行為です。

市の渡良瀬遊水地課の職員らが、高所作業車に乗って高さおよそ12メートルの巣に近づくと、卵を守っていたメスの「小白」が飛び立ち、そのすきに兵庫県立コウノトリの郷公園で産卵した、別のコウノトリのペアの有精卵3個と取り替えました。

作業中に近くを旋回していた「小白」は、作業が終わるとまもなく巣に戻り、抱卵するのが確認されました。

栃木市によりますとコウノトリの托卵は屋内で行うことが多く、野外で行った例は国内で今までに2例で、いずれも成功しているということです。

順調に進めば、早ければ5月中にもヒナがふ化する予定です。誕生すれば栃木市で初めてのヒナの誕生で、関係者の期待は高まっています。