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当初1票差の那須町長選挙 現職・平山氏当選確定へ 県選管が上告断念

1票差となった今年3月に行われた那須町の町長選挙を巡り、県選挙管理委員会は16日、現職の平山幸宏町長の「当選を無効」とした県選管の裁決を取り消して、「当選を有効」とした東京高等裁判所の判決に関し、上告を断念することを決めました。

今年3月に行われた那須町の町長選挙を巡っては、現職の平山幸宏氏が1票差で当選した結果を受けて、次点だった新人の元町議会議員の小山田典之氏側が県選挙管理委員会に異議を申し出ました。票の再点検では平山氏と小山田氏の名字と名前が混在した「平山のりゆき」、「小山田ゆきひろ」と書かれた票が複数あり、町の選管は、無効としましたが県選管は有効と判断しました。県選管はほかの票も精査した結果、小山田氏の得票が2票多いとして今年6月、平山氏の当選を取り消す裁決を出しました。

裁決を不服として平山氏は東京高等裁判所に提訴しました。8日の高裁判決では、名字と名前が混在した票はいずれも無効と判断し、県選管の裁決から平山氏が4票、小山田氏が9票減り3票差で平山氏が当選したと結論付けました。

高裁判決を受け、県選管は16日、最高裁の判例と照らし「違反とまでは言えない」として上告を断念することを決めました。

県選挙管理委員会 金田尊男委員長は「県選管が考慮した諸事情が高裁判決では十分に斟酌されず残念。上告が認められる可能性はきわめて低いと判断し、司法判断に従うこととした」と説明しました。

上告の期限は10月22日で上告しなければ東京高裁の判決が確定します。