【特集】収益を全額子ども食堂へ寄付 その思いは 小山市を守るヒーロー「開運戦士ブレイバーン」に密着!
全国各地にはさまざまなご当地ヒーローがいますが、栃木県小山市には一風変わったヒーローがいます。活動で得られた収益を子ども食堂に全額を寄付するなどの社会貢献活動に取り組んでいます。市内外に活躍の場を広げているヒーローに密着し、活動への思いを聞きました。
小山市は、江戸幕府を開いた徳川家康が、天下分け目の関ヶ原の戦いの直前に作戦会議を開いた土地で、そのことから「開運のまち」としてPRしています。
その開運のまち・小山市を守るご当地ヒーロー。その名も「開運戦士ブレイバーン」です。
世界征服をたくらむ「シャドーダークネス怪人軍団」が現れたときには、プロフェッサーNが開発した「パワードアーマー」を装着して変身し、戦いに挑みます。
ブレイバーン。名前の由来は…
「ブレイブ(勇気)とバーン(燃やせ)を組み合わせ、『勇気を燃やせ』という意味で、ブレイバーンにしました」
地元のコミュニティFMで番組を持ち、休日にはイベント出演のほか、屋内の子どもの遊び場に出向き、地元の子どもたちと交流を深めています。この日、はじめにブレイバーンを遊びに誘ったのは1人の男の子でしたが…ブレイバーンの周りにはいつのまにか大勢の子どもたちが集まってきました。
「もみくちゃでしたね。でも、楽しかったです。子どもたちが笑顔だったので」
子どもたちと触れ合ったあとは、同じ建物にあるカフェでファンやスタッフと交流します。中にはこんな人も…
(ファン)
「千葉県松戸市から来ました。毎月(ブレイバーンに)会いに来ています。勝手に師匠と呼んでいます。立ち振る舞いがアニメで見るような『典型的ヒーロー』。そういう姿が好きですね」
県内外から人気のヒーロー、ブレイバーンは2022年11月に誕生しました。
「子どものころからヒーローが大好きで、憧れながらも普通の会社員になりました。仕事が落ち着いてきたら、ヒーローになりたい夢が再熱しました」
ブレイバーンは小山市在住。ヒーローなので顔を明かしてはいませんが、変身していない時は埼玉県の会社に勤める企業戦士です。
「埼玉県深谷市の会社に通勤していますが、新入社員と出身地や住んでいる場所の話になったときに『小山市』と言ったら『どこですか』と言われました。新幹線が止まると聞くとみんなびっくりする。小山市をPRしたいというのもありました」
小山市を盛り上げるために、休日を中心に活動し県内外に活躍を広げるブレイバーン。イベントへの出演依頼などは無償で受けていて、ブレイバーンの活動を支えるスタッフも、すべてボランティアだといいます。
この日、ショッピングモールで行われたヒーローショーにはおよそ20人のボランティアが集まっていました。
(神奈川・川崎市に住む音響スタッフ)
「ブレイバーンはボランティアと一貫していて、私もそこに共感して手伝いに来ています」
その中にはブレイバーンの妻も。ショーでは司会のお姉さんとして活動を支えています。
(ブレイバーンの妻・千草さん)
「(ブレイバーンの活動を)手伝ってくださる方がたくさんいる中で、自分も何かできることは無いかと探して、進行が得意なので『これならできるぞ』と。(ブレイバーンは)人を喜ばせたり、自分が楽しいと思うことをみんなでやることが好きな人です。私もそういうところに惹かれた一人。体が続く限り、人のためになることを率先して続けてほしいです」
この日、ブレイバーンはある場所を訪れました。子どもが一人で食事をする「孤食」を解消しようと取り組んでいる、小山市の子ども食堂笑光(えこう)です。この日は小学生や中学生の子どもたちに無料で配る200食のお弁当を作っていました。
「実はプレゼントがありまして。10万円貯まったので寄付します」
ブレイバーンは基本的にはボランティアでイベントなどへ参加していますが、グッズ販売など活動のなかで収益が出た場合、子ども食堂に全額寄付しています。
「ヒーローが人を助けて『お金ちょうだい』とは言わないですよね。なので、ヒーロー活動でお金をもらう必要がない。ファンから『グッズが欲しい』と言われていたが、私は『もうける気が無いので作らない』と言っていた。そこで、寄付すればよいのではないかと言われて、その手があったかと。肉は単価が高いけれど、子どもはお肉が好きじゃないですか。少しでも(お肉を食べて)子どもたちが笑顔になってくれたらいいなと」
(おやま子ども食堂笑光 中山麗美理事長)
「うれしいですよ。すごく助かるし。ブレイバーンさんの活動が、『子どもたちのために』と、自分と同じ志を持っているのがすごく好き。寄付もありがたいが、こうやって来ていただいてうれしい」
弁当と一緒に配布されたティッシュボックスも、ブレイバーンとコラボした企業から子ども食堂で配布してほしいと、提供を受けたものです。
ブレイバーンを中心に小山では優しさの輪が広がっていました。
ブレイバーンがヒーローの活動を続ける思いは・・・
「自分がヒーローをやることで、みんなが笑顔になるのが一番うれしい。困っている人がいたら『どうしたの?』と助けてあげるような子どもたちになってほしいとみんなに言っていきたい。ヒーローの姿をしていなくても、助けてあげる気持ちが『ヒーロー』。変身しなくてもみんなでヒーローになろう」
小山市は、江戸幕府を開いた徳川家康が、天下分け目の関ヶ原の戦いの直前に作戦会議を開いた土地で、そのことから「開運のまち」としてPRしています。
その開運のまち・小山市を守るご当地ヒーロー。その名も「開運戦士ブレイバーン」です。
世界征服をたくらむ「シャドーダークネス怪人軍団」が現れたときには、プロフェッサーNが開発した「パワードアーマー」を装着して変身し、戦いに挑みます。
ブレイバーン。名前の由来は…
「ブレイブ(勇気)とバーン(燃やせ)を組み合わせ、『勇気を燃やせ』という意味で、ブレイバーンにしました」
地元のコミュニティFMで番組を持ち、休日にはイベント出演のほか、屋内の子どもの遊び場に出向き、地元の子どもたちと交流を深めています。この日、はじめにブレイバーンを遊びに誘ったのは1人の男の子でしたが…ブレイバーンの周りにはいつのまにか大勢の子どもたちが集まってきました。
「もみくちゃでしたね。でも、楽しかったです。子どもたちが笑顔だったので」
子どもたちと触れ合ったあとは、同じ建物にあるカフェでファンやスタッフと交流します。中にはこんな人も…
(ファン)
「千葉県松戸市から来ました。毎月(ブレイバーンに)会いに来ています。勝手に師匠と呼んでいます。立ち振る舞いがアニメで見るような『典型的ヒーロー』。そういう姿が好きですね」
県内外から人気のヒーロー、ブレイバーンは2022年11月に誕生しました。
「子どものころからヒーローが大好きで、憧れながらも普通の会社員になりました。仕事が落ち着いてきたら、ヒーローになりたい夢が再熱しました」
ブレイバーンは小山市在住。ヒーローなので顔を明かしてはいませんが、変身していない時は埼玉県の会社に勤める企業戦士です。
「埼玉県深谷市の会社に通勤していますが、新入社員と出身地や住んでいる場所の話になったときに『小山市』と言ったら『どこですか』と言われました。新幹線が止まると聞くとみんなびっくりする。小山市をPRしたいというのもありました」
小山市を盛り上げるために、休日を中心に活動し県内外に活躍を広げるブレイバーン。イベントへの出演依頼などは無償で受けていて、ブレイバーンの活動を支えるスタッフも、すべてボランティアだといいます。
この日、ショッピングモールで行われたヒーローショーにはおよそ20人のボランティアが集まっていました。
(神奈川・川崎市に住む音響スタッフ)
「ブレイバーンはボランティアと一貫していて、私もそこに共感して手伝いに来ています」
その中にはブレイバーンの妻も。ショーでは司会のお姉さんとして活動を支えています。
(ブレイバーンの妻・千草さん)
「(ブレイバーンの活動を)手伝ってくださる方がたくさんいる中で、自分も何かできることは無いかと探して、進行が得意なので『これならできるぞ』と。(ブレイバーンは)人を喜ばせたり、自分が楽しいと思うことをみんなでやることが好きな人です。私もそういうところに惹かれた一人。体が続く限り、人のためになることを率先して続けてほしいです」
この日、ブレイバーンはある場所を訪れました。子どもが一人で食事をする「孤食」を解消しようと取り組んでいる、小山市の子ども食堂笑光(えこう)です。この日は小学生や中学生の子どもたちに無料で配る200食のお弁当を作っていました。
「実はプレゼントがありまして。10万円貯まったので寄付します」
ブレイバーンは基本的にはボランティアでイベントなどへ参加していますが、グッズ販売など活動のなかで収益が出た場合、子ども食堂に全額寄付しています。
「ヒーローが人を助けて『お金ちょうだい』とは言わないですよね。なので、ヒーロー活動でお金をもらう必要がない。ファンから『グッズが欲しい』と言われていたが、私は『もうける気が無いので作らない』と言っていた。そこで、寄付すればよいのではないかと言われて、その手があったかと。肉は単価が高いけれど、子どもはお肉が好きじゃないですか。少しでも(お肉を食べて)子どもたちが笑顔になってくれたらいいなと」
(おやま子ども食堂笑光 中山麗美理事長)
「うれしいですよ。すごく助かるし。ブレイバーンさんの活動が、『子どもたちのために』と、自分と同じ志を持っているのがすごく好き。寄付もありがたいが、こうやって来ていただいてうれしい」
弁当と一緒に配布されたティッシュボックスも、ブレイバーンとコラボした企業から子ども食堂で配布してほしいと、提供を受けたものです。
ブレイバーンを中心に小山では優しさの輪が広がっていました。
ブレイバーンがヒーローの活動を続ける思いは・・・
「自分がヒーローをやることで、みんなが笑顔になるのが一番うれしい。困っている人がいたら『どうしたの?』と助けてあげるような子どもたちになってほしいとみんなに言っていきたい。ヒーローの姿をしていなくても、助けてあげる気持ちが『ヒーロー』。変身しなくてもみんなでヒーローになろう」
