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酒米「山田錦」の日本一競うコンテスト 栃木県勢が1位と2位を独占 1俵50万円で酒造会社が買い取り

日本酒の銘柄「獺祭」の原料となる「山田錦」の品質を競うコンテストの結果発表が12日、東京都内で行われ、栃木県内の生産者が1位と2位を独占する快挙を成し遂げました。

この「最高を超える山田錦プロジェクト」は、日本酒の「獺祭」で知られる山口県の酒造会社「旭酒造」が、原料の酒米である山田錦の品質や生産者の意欲向上につなげようと、 2019年から開かれているものです。

6回目となった今回は、全国の158のエントリーから2回の審査で7品まで絞られ、12日に受賞者が発表されました。

グランプリに輝いたのは、大田原市町島の五月女農場です。

審査内容は農産物検査の等級基準とは異なり、米の表面を削る「高精白」の工程に耐えられることや、精米の途中でも割れにくいことなど「酒造りに適した山田錦」である点が評価されました。

五月女農場が生産した60俵の「山田錦」は、市場価格のおよそ25倍にあたる1俵50万円、総額3000万円で旭酒造に買い取られます。

(五月女農場 五月女文哉さん)
「エントリーしてはくじかれてきたのですが、今回このような素晴らしい賞をいただいて本当にうれしいです。大田原はいま山田錦の生産がとても盛んで、仲間たちと切磋琢磨し合い、研究をしながら、勇気づけ合いながら頑張ってきました。それがいい結果をもたらしてくれたのではないかと思います」

また、準グランプリには那須塩原市笹沼の「山田錦栽培研究所」佐藤友幸さんが輝き、県内の生産者が初めてグランプリと準グランプリを独占する結果となりました。
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