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下野市で「PFAS」検出 水質改善へ対策 市長会見

下野市の一部の区域の水道水などから、国が定める暫定目標値を超える有機フッ素化合物「PFAS」が検出されたことを受けて、坂村哲也市長は4日、会見を開き、水質改善に向けた取り組みなどについて説明しました。

下野市が先月(1月)行った水質検査によりますと、1リットルあたりの目標値50ナノグラムを超える濃度の「PFAS」が、市内北部の石橋第2配水区の公園の水道水と水源の井戸水の2カ所から、それぞれ52ナノグラムと53ナノグラム検出されました。

会見で下野市の坂村哲也市長は「石橋第2配水区は水源となる井戸が3カ所しかなく、井戸の使用を停止することが難しい状況」と説明しました。

こうした状況を踏まえ、市は水質改善の対策として短期的には原因が疑われる第13号水源の井戸からの供給を10%ほど絞って運転を行い、一部の世帯では隣接する石橋第1配水区から給水を行うとしています。

また1、2年の間に新たな井戸の増設や配水場に浄化施設を設置する可能性も含め検討するということです。

市では水質検査を行った公園や水源5カ所で引き続き検査を継続します。

「PFAS」は発がん性が指摘されていますが、市は直ちに健康被害を及ぼすものではないとしたうえで、地下水のくみ上げを制限することから市民に節水の協力を呼びかけています。
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