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死亡事故から2年 遺族が現場で献花 危険運転の裁判へ

2023年2月、宇都宮市の国道でオートバイの男性が時速160キロを超えるとみられる乗用車に追突され、亡くなった事故から14日で2年になります。男性の遺族が事故の現場を訪れ花を手向けました。

花を手向けたのは夫の佐々木一匡さんを交通事故で亡くした妻の多恵子さんです。

2023年2月14日の夜、宇都宮市下栗町の新4号国道でオートバイに乗っていた一匡さんは22歳の男が運転していた乗用車に追突され命を奪われました。この事故で男は「危険運転致死罪」に問われ、裁判員裁判で公判が予定されています。

裁判を巡って男は当初、「過失運転致死罪」に問われていましたが、多恵子さんは乗用車が法定速度の60キロを遥かに超える160キロ以上で走行し、制御が困難なスピードだったとしてより刑の重い「危険運転致死罪」の適用を求めて宇都宮地方検察庁に要望書や署名を幾度となく提出してきました。

その後、宇都宮地検などが改めて補充捜査を行ったうえで過失運転致死罪から危険運転致死罪への訴因変更を宇都宮地方裁判所に請求し認められました。

事故が起きてから、14日で2年となり多恵子さんらは現場近くで手を合わせ亡き夫への思いを振り返るとともに今後始まる裁判への決意を新たにしました。
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