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栃木県内地価 住宅地33年連続で下落 商業地は横ばいに 工業地は4年連続上昇

ことしの栃木県の地価が18日、公示され住宅地は33年連続で下落し、商業地は下落から横ばいに転じました。一方、工業地は4年連続で上昇し、上昇率は拡大しました。

「地価公示」は国土交通省が今年1月1日時点で調査した土地の価格で県内の住宅地や商業地それに工業地の合わせて466地点が対象となりました。

このうち地価が上がったのは前の年に比べて23地点増加し173地点、横ばいは9地点減少し54地点でした。
(※上昇=住宅地:124商業地:32、工業地:17※横ばい=住宅地:31商業地:20、工業地:3)

前の年と比べた平均の変動率は住宅地はマイナス0.3%で33年連続で下落しましたが下落率は前の年より縮小しました。商業地は下落から横ばいに転じました。
(※住宅地=R6:ー0.5=R7:ー0.3※商業地=R6:ー0.3=R7:0.0)

一方、工業地はプラス3.3%と4年連続で上昇し、上昇率は拡大しました。
(※工業地=R6:2.2=R7:3.3)

全ての用途の平均はマイナス0.1%と33年連続で下がったものの下落率は前の年より0.2ポイント縮小しました。

住宅地で最も地価が高かったのは前の年と同じJR宇都宮駅東口エリアの宇都宮市宿郷5丁目で1平方メートル当たり14万7千円でした。地価の上昇率はゆいの杜4丁目が7.7%で最も高くなりました。

商業地で最も地価が高かったのはJR宇都宮駅東口エリアの宇都宮市東宿郷1丁目で1平方メートル当たり42万1千円と前の年に続いて県内最高となりました。地価の上昇率は宇都宮市陽東4丁目が4.6%で最も高くなっています。これらの地点はいずれもLRTの沿線のため、その影響が大きく現れているということです。

工業地で最も地価が高かったのは宇都宮市川田町で前の年と同じ4万5千円でした。

(不動産鑑定士 小岩 圭一さん)
「コンパクトシティ化に伴って投資が集中すると人気のエリアはどんどん(地価が)上がっていく。都市部と県の東や西、北部との地域間格差がますます開いていっている」
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