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地下トンネル工事の掘削機械が発進 栃木市の巴波川地下捷水路建設工事

2019年の東日本台風で氾濫した、栃木市の巴波川の浸水被害対策として県が進めている、地下トンネル水路の工事で24日、トンネルを掘るための掘削機械の発進式が行われました。

県は、巴波川の増水に備えて市中心部のおよそ2.4キロの区間に、地下トンネルの水路をまっすぐにした捷水路を整備する工事を、2023年9月から進めています。

地下トンネルの水が流れでる、深さ10メートルほどの縦の穴を掘る工事が終了したことで、直径およそ5.5メートルの地下トンネルを掘る工事に着手することになりました。

24日はトンネルを掘削する機械シールドマシンの発進式が行われ、事業を手がける県などの関係者およそ40人が出席しました。

式では、福田知事や県が募集した「巴波川のポスター」に応募した小学生3人などが、シールドマシンを動かす発信ボタンを押しました。出席者はトンネル掘削工事の開始を祝うと同時に、工事の無事を祈願しました。

栃木市では2019年の東日本台風による大雨の影響で、巴波川があふれて2千戸以上が浸水被害を受けています。地下トンネルの建設工事は、完成すると東日本台風と同じくらいの規模の洪水ならば、床上浸水の被害が防げるということです。地下トンネルによる捷水路の建設は、県内で初めての取り組みで、事業費は178億円で2027年度中の完成を目指しています。
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