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星野富弘さん詩画展 県内25年ぶり開催の裏に70代元教員ら事務局の奮闘する姿

手足が不自由となり口に筆を加えて詩や絵画を創作し去年4月に亡くなった星野富弘さんの作品を集めた企画展が県内で25年ぶりに開かれ連日多くの来場者が訪れています。

群馬県出身の詩人で画家の星野富弘さんは中学校教師だった24歳のときに不慮の事故で手足の自由を失いその後、口に筆をくわえて創作活動を行ってきましたが去年4月、78歳でその生涯を閉じました。

宇都宮市の商業施設では県内では25年ぶりとなる企画展が開かれていて会場には70作品の複製画が展示されています。

このうち、「ぺんぺん草」という作品には首から下の自由を失い苛立つ星野さんに対してつきっきりで世話してくれた母に対する感謝の気持ちと将来に希望を持つという前向きさが詩に書かれています。

またこちらの「苺」は白い花と赤い実をつけたイチゴの関係をお母さんと子どもの結びつきにたとえた作品で母への愛情が歌われています。

開催したのは70代の元教員らで作る事務局でメンバー9人が9カ月ほどかけて40社近いスポンサー企業や商業施設などの協力を得て実現にこぎつけました。

この企画展は宇都宮市の福田屋百貨店宇都宮店で今月14日まで開かれていて今度の土曜日と日曜日はコンサートとワークショップも行われるということです。
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