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72人食中毒で80代男性が死亡 栃木市の施設提供の弁当でノロウイルス検出

栃木市の弁当販売店が配達した弁当を食べた男女72人が、下痢やおう吐などの症状を訴え、このうち80代の男性が死亡したことが分かりました。発症した人と調理従事者の便からはノロウイルスが検出されました。

栃木県によりますと、弁当は栃木市にある販売店「ききょう」が配達したものです。症状を訴えたのは県内15カ所の事業所の従業員などで、死亡した男性のほか1人が入院したものの、症状は重くないということです。

県南健康福祉センターが調べたところ、焼いたサバなどが入った弁当が今月9日に調理され、少なくとも栃木市など4つの市の事業所に配達されました。

発症者や調理に従事した人の便からノロウィルスが検出され、県はこの施設が提供した弁当を原因とする食中毒と断定しましたが、男性の死亡との因果関係は確認されていないとしています。県は、弁当を食べた人を引き続き調査しています。

一方、店は今月11日から営業を自粛していますが、県は13日、食品衛生法に基づき、衛生的な環境が確保されるまで営業禁止を命じました。
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