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那須町出身の版画家による世界最大の版画 母校でお披露目 栃木

那須町出身の版画家が手がけた世界最大の版画が、母校の旧那須小学校にお披露目されています。

那須小学校の体育館には畳242枚分の版画が正方形に並べられていて、それを合わせると縦20メートル、横20メートルの巨大な版画作品となります。

これは那須町湯本出身の版画家、君島龍輝さんが手掛けたもので君島さんの母校である旧那須小学校で展示されました。

君島さんが町内の画廊で作品の1部を展示していたところ「全容が見たい」という要望が多かったことから、有志で作る実行委員会と町教育委員会が初めて開いたものです。

版画は君島さんが被爆地の広島県に移住した際に、およそ4年間の歳月をかけて制作したものです。作品には太陽を中心に3頭の龍や被ばく前の原爆ドームが描かれ、平和への願いが込められています。

横一列に全ての版画を並べると愛と命を表現したストーリー仕立ての作品にもなり、「世界最大」の版画作品として、また「世界最長」の版画作品としてもギネス世界記録に認定されています。

訪れた人は作品の大きさに見入っていたり、版木の裏面に平和への願いをしたためたりしていました。

版画の展示は5月7日までとなっています。