臨場感と個性…「写実」を追求した絵画展 栃木県総合文化センターで始まる 25日まで
目の前にある物をありのままに描く「写実」の絵画展が、19日から宇都宮市で開かれています。
これは、山口雅資さんが描いた作品『パパいいね、この曲』です。音楽一家に生まれた中学3年生の女の子が、ジャズを聴いている時に「パパいいね、この曲」と話しかけているところを描いたものです。
県総合文化センターで始まった絵画展は、西洋絵画の伝統「写実」を追及する、県内在住の洋画家など14人でつくる「栃木一水会」が開いたものです。まるでその場に自分がいるような気がしてくる写実の絵画が、およそ40点展示されています。
こちらは、清原地区にあるリンゴ園にたたずむ女性を描いた『冬の色』(作者:渡邉道男さん)です。冬に枝を切る剪定の場面で、背景の木や土などに5つの色だけを使い、色味をおさえた美しさを表現するようこだわったといいます。
また、こちらは那須に移住した画家が20年ほど前に見た冬の景色を描いた『残土』(作者:さきやあきらさん)です。雪の白と、赤土の色のコントラストが表現され、その中には産業廃棄物が捨てられた景色と、葛藤する住民の姿が描かれています。
ほかにも「春」や「家族」をテーマに描かれた作品も数多く並んでいて、訪れた人は興味深そうにそれぞれの画家の個性や情景の切り取り方を見比べていました。
栃木一水会渡邉道男代表は「画家によって違う個性を見てほしい。そして、風景画からは、その場に入り込んだような臨場感、人物画からはあふれる人情味を楽しんでほしい」と話しました。
絵画展は、今月25日まで開かれています。
これは、山口雅資さんが描いた作品『パパいいね、この曲』です。音楽一家に生まれた中学3年生の女の子が、ジャズを聴いている時に「パパいいね、この曲」と話しかけているところを描いたものです。
県総合文化センターで始まった絵画展は、西洋絵画の伝統「写実」を追及する、県内在住の洋画家など14人でつくる「栃木一水会」が開いたものです。まるでその場に自分がいるような気がしてくる写実の絵画が、およそ40点展示されています。
こちらは、清原地区にあるリンゴ園にたたずむ女性を描いた『冬の色』(作者:渡邉道男さん)です。冬に枝を切る剪定の場面で、背景の木や土などに5つの色だけを使い、色味をおさえた美しさを表現するようこだわったといいます。
また、こちらは那須に移住した画家が20年ほど前に見た冬の景色を描いた『残土』(作者:さきやあきらさん)です。雪の白と、赤土の色のコントラストが表現され、その中には産業廃棄物が捨てられた景色と、葛藤する住民の姿が描かれています。
ほかにも「春」や「家族」をテーマに描かれた作品も数多く並んでいて、訪れた人は興味深そうにそれぞれの画家の個性や情景の切り取り方を見比べていました。
栃木一水会渡邉道男代表は「画家によって違う個性を見てほしい。そして、風景画からは、その場に入り込んだような臨場感、人物画からはあふれる人情味を楽しんでほしい」と話しました。
絵画展は、今月25日まで開かれています。
