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【2025参院選】候補者を追う 立憲民主党・板津由華候補

シリーズでお送りしている参議院選挙の特集「候補者を追う」。
2回目は、初当選を目指す立憲民主党の新人・板津由華候補(37)です。

6人の候補の中では最年少。県議選・衆院選に続いて「3度目の挑戦」となる板津候補は「選挙で生活を変えよう」と呼びかけています。

板津候補は愛知県名古屋市出身、金融教育の会社を経営しています。大学院生だった当時、中東で過激派組織「イスラム国」が台頭。暴力行為がはびこる現状に「貧困と戦争を無くしたい」と思い、政治の道を志しました。

栃木に来たのは、体調を崩し療養しようと、2022年に移住したのがきっかけです。暮らしを続ける中で地域の人たちの優しさに支えられ、体調も回復したといいます。その恩返しをしようと、栃木で政治の道を目指すことを決意し、2023年の県議会議員選挙で栃木市選挙区に無所属で出馬し、惜しくも次点でした。そして去年2024年の衆議院選挙には立憲民主党の公認候補として1区から立候補しました。


「国民の暮らしと栃木の素晴らしい田園風景を守るー」

力強く呼びかけるのは「物価高対策」と「農業支援」です。一時的に食料品の消費税を0%にすることや、インボイス制度の廃止、それにガソリン税の暫定税率の早期廃止を掲げます。

そして、食料自給率の低さが国力の低下を招くと指摘。国民の生活を守るために、旧民主党政権が行っていた戸別所得保障をさらにバージョンアップした、農家への所得補償にしっかり取り組んでいくことを訴えました。

演説では板津候補を推薦する連合栃木の中島一実会長や、地元選出の衆議院議員が連日マイクを握り支持を訴えます。党の幹部も続々来県し、公示日には党の最高顧問で宇都宮市出身の枝野幸男衆議院議員、10日には野田佳彦代表が公示前に続いて2度目の応援に駆けつけました。野田代表は「1人区のうち栃木県が一番のびしろがある」と支持を呼びかけました。

陣営では、特定の支持政党を持たない無党派層にいかに名前を浸透させるかが課題になっています。そのため1人でも多くの有権者に政策や人柄を伝えようと、SNSでの発信にも力を入れ、演説会の生配信やオリジナル動画を通して支持拡大を呼びかけます。

県議会議員選挙と衆議院選挙で栃木1区と4区での選挙活動は経験があるものの、2区と3区、5区のエリアの活動は初めてです。しかし「選挙で生活を変えよう」という呼びかけに、日に日に手応えを感じていると言います。

接戦が伝えられる栃木選挙区。有権者の一票で政治が変わることを最後の最後まで伝え続け、当選という勝利を勝ち取るためにきょうも各地を巡ります。

次回は、自民党・現職の高橋克法候補をお伝えします。