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電気技術者目指す高校生の作文コンクール 宇工高生が最優秀賞 学校賞も受賞

電気の技術者を目指す関東地区の高校生を対象にした作文のコンクールで宇都宮工業高校の生徒が最優秀賞を受賞し18日、表彰式が行われました。

作文コンクールは、電気の安全点検業務などを行う「一般財団法人関東電気保安協会」が「電気技術者としての夢や抱負」などをテーマに作品を募集したものです。

1392点の応募の中から、最優秀賞に宇都宮工業高校電気科2年の滝口惇太さんの「社会を照らす光」が選ばれ、関東電気保安協会栃木事業本部の薗田隆司本部長から表彰状が手渡されました。

滝口さんは東日本大震災の当時福島県にいた祖母から聞いた「停電した被災地で電気技術者の存在が希望を与えてくれた」というエピソードを作文にしたためました。

(最優秀賞を受賞した滝口惇太さん)「中学校のころ、おばあちゃんの話で聞いた震災のイメージをしっかり届けられるような作文にして、自分もそのような電気工事者になりたいと思い、書きました。広くどんな人にでも安心して電気を使ってもらえるような仕事につきたいと思っています」

また、宇都宮工業高校からは3作品が奨励賞に選ばれたほか、8校が受賞した「学校賞」の栄誉にも輝きました。

(奨励賞:電気科2年上野脩真さん)「僕のお父さんが電気関係の仕事をしていて、父から話を聞き電気技術者について作文を書きました」

(奨励賞:電気科2年福富将輝さん)「(電気を勉強していて興味があるのは)発電方式など。水力発電とかダムの発電など面白いと思っています。皆さんが安心して電気を使えるような仕事をしたいです」

(奨励賞:電気科2年藤涼太さん)「人の役に立てるような仕事に就きたいなと昔からずっと思っていて、その中でも電気工事は魅力があって。電気がどのように生まれているかなどを詳しく知ることができるのが学ぶ楽しさ」

関東電気保安協会栃木事業本部の薗田隆司本部長は「電気に興味を持っている若い人達がこれだけいることはありがたい。電気技術者は、何かがあった時に家族や知り合いからすごい仕事をしているといわれる仕事、誇りをもってできる仕事。志をそのまま持ち続けて欲しい」とメッセージを贈りました。