×
Menu
とちテレHOME

栃木の今が分かる!!NEWS 栃木の今が分かる!!NEWS

県内ニュース

保育施設「といず」乳児死亡めぐり遺族要望の検証委設置に向け条例案提出

11年前の2014年、宇都宮市の認可外保育施設で生後9カ月の赤ちゃんが熱中症で死亡した事件をめぐり、市は、外部の有識者による「検証委員会」を設置するため、26日開会した市議会に条例案を提出しました。

この事件は2014年7月、宇都宮市の認可外保育施設で当時生後9カ月だった山口愛美利ちゃんが宿泊保育中に熱中症で死亡したもので市と施設側の対応に問題があったとして双方に賠償責任を求める判決が2023年確定しています。

再発防止に向けた検証について遺族はこれまで公平性や中立性の観点などから検証委員会を完全に独立した第三者で構成することや事故のあった保育施設を管轄する市の「こども部」を検証委員会の事務局から除くことを求めていました。

市は、2024年、検証に関する事務局を行政経営部に移管し遺族の求めに沿う形で検証委員会を設置する方針を決め、26日開会した定例市議会に関連する条例案を提出しました。

条例案では検証委員会の委員は弁護士、医師、それに子育て支援事業に関わる人など市長が任命する5人以内で構成されます。

市議会の採決は、9月30日に行われ条例が可決されれば、市は年内にも委員会を開催する方針です。
画像1