当選無効の現職が提訴へ 「町民分断懸念」 一票差の那須町長選
3月に行われた那須町の町長選挙を巡り栃木県選挙管理委員会による票の再点検で当選を無効とされた現職が27日この結果を不服として、近日中に東京高等裁判所に提訴する意向を示す異例の事態となっています。今後どのような経過をたどるのでしょうか。
那須町長選挙を巡っては、県選挙管理委員会が票を再点検した結果、現職の平山幸宏氏の得票を1票差で次点だった小山田典之氏が2票上回り、平山氏の当選を無効とする裁決が出されました。
今回、得票数が逆転した最も大きな理由は、町の選挙管理委員会が無効とした2人の名字と名前が混ざって書かれた票を県選管では「特段の事情」が認められるとし名字を優先して有効票としたことです。
平山氏は会見で、「混ざって書かれた票を自治体と県の選管が無効と判断した2023年の小山市議選と今回の町選管の判断は同じ。判断は間違っていない」としそれらの票を無効票と捉えるべきだという考えを強調しました。
公職選挙法では、平山氏が裁決の取り消しを求めて東京高等裁判所に提訴できる期限は7月13日までとなっています。
提訴した場合、裁判は受理から100日以内に判決を出すよう努める「百日裁判」で進められ、判決を受けて裁決が確定するまでは、平山氏の当選は無効とならず引き続き公務を行います。
一方で、高裁では、県選管のように票の再点検は行わず訴状の内容にもとつぎ、裁判が進められることになります。
今回の一連の流れについて、地方自治が専門の宇都宮大学の中村祐司教授は町民に与える影響について懸念を示しました。
宇都宮大学 中村祐司教授:「首長の存在がゆらいでいる。裁判の行方で変わってくる。町民が分断するケースもあるし、選挙のあとはノーサイドという状況ではなくなってくることが予想される。基本的な公共サービスなどを維持することが難しくなる中、尾を引く形で課題を残し続けている」
那須町長選挙を巡っては、県選挙管理委員会が票を再点検した結果、現職の平山幸宏氏の得票を1票差で次点だった小山田典之氏が2票上回り、平山氏の当選を無効とする裁決が出されました。
今回、得票数が逆転した最も大きな理由は、町の選挙管理委員会が無効とした2人の名字と名前が混ざって書かれた票を県選管では「特段の事情」が認められるとし名字を優先して有効票としたことです。
平山氏は会見で、「混ざって書かれた票を自治体と県の選管が無効と判断した2023年の小山市議選と今回の町選管の判断は同じ。判断は間違っていない」としそれらの票を無効票と捉えるべきだという考えを強調しました。
公職選挙法では、平山氏が裁決の取り消しを求めて東京高等裁判所に提訴できる期限は7月13日までとなっています。
提訴した場合、裁判は受理から100日以内に判決を出すよう努める「百日裁判」で進められ、判決を受けて裁決が確定するまでは、平山氏の当選は無効とならず引き続き公務を行います。
一方で、高裁では、県選管のように票の再点検は行わず訴状の内容にもとつぎ、裁判が進められることになります。
今回の一連の流れについて、地方自治が専門の宇都宮大学の中村祐司教授は町民に与える影響について懸念を示しました。
宇都宮大学 中村祐司教授:「首長の存在がゆらいでいる。裁判の行方で変わってくる。町民が分断するケースもあるし、選挙のあとはノーサイドという状況ではなくなってくることが予想される。基本的な公共サービスなどを維持することが難しくなる中、尾を引く形で課題を残し続けている」
